表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
28/163

行くぜ☆俺無双開始☆

28話

俺は後ろを振り向き助けを求めた。

「おい、だすけて・・」


多少涙声混じりだったかもしれない。


だが、やつは笑いながら観覧している。


で、「あ、後ろ気をつけて。」


そう、言われ後ろを振り向くと、

敵に攻撃される寸前だった。


「うぉ。 あっぶな。」

俺はなんとかギリギリ回避した。

その光景を見て、彼女は


「敵に背を向けるバカがどこにいるの?

あ、ここにいた」


あいつ、助ける気ないだろ。てか、これ本来あいつのやるクエストじゃね。

なんで、駆け出し冒険者がゴーレムと戦ってんの?


「おい、マジで助けろよ。

このままだと、俺多分死んじゃうよ。」


「あーうるさいな。せっかく面白かったのに。じゃあ、待ってて。」


そう言うと、彼女は俺に向けて、手のひらを見せながら


「ΟστΨ」


となにやらつぶやいた。


その途端、俺はなぜか凄い力を受け取った様な感じになった。なんだこれ?


「ふぅ。今、私の魔力を少しあなたに授けました。だから多少はマシな戦いになるかもね」


彼女から魔力を授かるなんて光栄だ!

よし、これで行けそうだ。


「まずは、とりあえず、攻撃が通るように

イメージ、イメージ。」


突如、武器がオーラに包まれた。


「さて行くぞ、デカ物 。

オッラッー!」


敵に攻撃し途端、


今までダメージを与えれていないのが嘘のように

敵に確実にダメージ与えている。


「ウゴォーー」

敵も痛がっている


「おぉ、これならいける。

さっきの恨み、思い知れ。」


必要以上に痛めつける。


「おらおら、俺無双だ!!」


もうちょっと攻撃しようとしたその時


「もう、そこらで、やめといたら」

と美咲が言ってきた。


「なんでだよ?もうちょっと楽しませろよ」


「いや、もうそいつ、死んでるし。

てか、あんまやると、帰り道バテて

帰れなくなるし。」


あ、帰り道あるんだ…

その瞬間、俺の気持ちが一気に萎えた。


「さて、じゃあ倒した証拠撮らないと」

といい、彼女はカメラのようなものを取り出した。


「え?カメラだ。この世界にもカメラあんのか?」


「まぁね、こうやって倒した証拠撮らないと、報酬貰えないし。」


なんだろう、異世界ファンタジーの要素がまた薄れてきた。


「さて帰るよ、」


「え、俺さっき戦ったばっかなんだけど

多少きつくないすか?」


「はぁ?何言ってんの、あんたの気持ちなんて知らないわよ。私は早く帰りたいの!

だから私に従え!!この下僕が!!」


なんだ、このワガママ?!!

もう彼女は冒険者ではありません。

姫です!


そう思いつつも、しぶしぶ町に歩いて

帰ることにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
できれば、1日に2回更新できたら いいと思っています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ