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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
18/163

ヒロイン、チョロイン

18話

今日の稽古で美咲にボコボコに


されたあと、俺らは門を出て、


再び、武器屋に行くことにした。


「この武器が使いこなせないって


言ったけど、他に何使えばいい?


盾とか?」


「盾は論外ね。私の戦いに防御という


防御はいらない。軽く剣とかで弾ければ


十分かな。」


なぁ、こいつ、自分の戦闘方法を


俺に押し付けてきたよ。


きっと思うんだ。俺と彼女とはレベルが


あまりにも違いすぎることを。


「じゃあ、何?」


「うーん、さっきの戦い見て


わかったのは、


あなた、両手持ちの方がいいかも。


でも、短剣限定ね。


銃は自身の魔力を消費するんだけど、


あんたは・・・・言わないでおこう」


その謎の気遣いが、とても、心を痛める


「両手持ちの短剣ねぇ〜。


まぁ、いいかもしれない。」


「よし、じゃあ決まりね。」


で、武器屋についたのはいいのだが、


なぜか、安いのはもう残っておらず


比較的高い物しか残っていなかった。


「あー、高い。


ん、無理ね。


やっぱ1本で突き通せ!」


俺もあまり高いものは買わせたくない


だが、諦めるのが早すぎやしないか


と思った。


「てか、思ったんだけど、


美咲の作る剣、俺に貸してくれれば


問題なくね?」


「それは無理。だって、これ私以外が


触ると、消えてしまう仕組みに


なってるの。」


そうなのか。


じゃぁ、意地でも買ってもらうために


最終手段だ。


「おねが〜い。ほんとにおねが〜い


もしかしたらぼく、


美咲しゃんのやくに


立てるかもしれないのになぁ・・。


ぼく、美咲しゃんの役に立ちなぁ!」


と全力で甘えた声を出し、


全力で可愛く頼んだ。


そしたら


「・・・可愛い・・・」


と小声が漏れた。


そして、多少顔が赤くなり、


「仕方がないわね。


今回だけなんだからねぇ」


とあっさり買ってくれた。


俺は


「(ふ、チョロ)」


と思いながら、その光景を眺めていた。



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