ついて来ないでくださる!!
141話
私は無理やりヨイの手を引っ張りギルドを出た
ふぅ〜これでも安心安心!!
私はそう思っていた。
だが、甘かった。
気のせいかな?
後ろから足音が聞こえてくるぞ〜…
するとヨイが言った。
「な〜んで、あなたまで付いてくるの?
出来ればこないで欲しいな。」
すると、フォリアは首を横に振った。
「それは無理ですね!」
「なんで???」
「だって〜、すぐあなた変な事するでしょ?
だから、あなたが変な事しないように見守っておかないと」
「変な事ってなんです?私、そんな事しませんから!!」
「ほ〜んと??そんな事言って、洗脳とかするんじゃないの??
美咲さんが鳴海さんの結婚を認めた事も
どーせあなたが洗脳か何かしたんじゃないの?」
「なわけ。本心に決まってます。ね?
お姉さま!!」
「・・・・・・」
「お姉さま?」
「君たち。少し黙っててくれない?」
私な我慢しきれず言った。
ほんとに犬猿の仲にもほどがある。
「ごめんなさい…」
「やばい、怒った。これはマズイぞ」
「ヨイちゃ〜ん、、、」
「ごめんなさ〜い。」
そして、2人は家に着くまで黙った。
それから、数分歩いた。
すると突然ヨイが、
「あ〜過ぎた。過ぎた!!」
「え?!!」
なぜ自分の家なのに過ぎたんだ?
「はい。戻って戻って。
よし!!紹介します。ここが私の本当の家です。」
その家の外見は前に見た、家とそっくりだった。
「ねぇ?前の家と、この家ってまさか同じ?」
ヨイはなんの迷いもなく
「はい!!」と言った。
「だって私、知らないベッドで寝れない人ですよ。」
いや、知らないよ
「なんで、同じ家でさせていただきました。」
すると、彼女はモジモジしだした。
「だから、、、鳴海くんはもう私の家に入ったという事に!!
私のあんな所やこんな所を
凄い鳴海くんに見られてぇ・・・」
フォリアの事チラチラ見るながら言う。
「ひっどい嘘つきますね〜
本当にこの女と鳴海くんって付き合ってるんですか?
・・・私でも認めますけど、顔は可愛いです。
だからなんか色仕掛けと使ってたんですよね?そうですよね?」
「そう思うなら、そう思えばいいじゃないですか〜」
「うぅ、、、
美咲さーん助けて」
フォリアはそう言い私に抱きついてきた。
そして、すごく良い上目遣いをしてきた。
クソ〜こんなのされたら見捨てるなんて出るわけ無いに決まってるじゃん。
あぁ、美少女大好き…
「・・・・外でそんないちゃいちゃするの、やめてくれません?
なんか、人の視線が怖いんで中に入りますね。」
そう言い、ヨイは1人で家の中に入った。
あ、あいつ…
ほんとに恐ろしい子だ。
人なんて誰1人いないから!!
視線なんかないから!!
覚えてろよ・・・
私とフォアリも気まずくなったので家の中に入る事にした。