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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
141/163

うっさいな!!ちょっとお静かに

140話

私たちはとりあえず気を失った人たちを

ギルドの中に運ぶ。

だが、約1人凄く作業が遅い奴がいた。

「ねぇ?ヨイちゃん?遅くない?」

「いやいや。だって、私って敵ですよ。」

「正確には"だった"でしょ?」

「まぁ、そうですけど。そうなんですけどねぇ…めんどいです。」

その時、私は思いついた。

「へぇ〜そうかいそうかい。

なら、この事、鳴海に言いつけちゃおっかな〜」

「何ですと??!!!!」

よし。かかった

「『ヨイちゃんは人助けが嫌いなんだよ〜』って言ったら、あの人正義感強いから、嫌われちゃうかもよ。」

すると、ヨイは突然荷台を作った。

それに人を乗せてギルドを何往復かした。

そして、なんとか全員運び終わった後、

彼女は私に向かって

「あなたって絶対『正義の見方』じゃ

無いですよね?鬼の間違いですよね?」

と言った。

「そう?私は普通にしてるけどなぁ。」

「うわぁ〜。鳴海くん絶対大変だわ。

これ、私だったら何処かで心折れてるもん。」

「なんとでも言いなさい。良き妹よ!」

私たちがそんな会話をしていると

ギルド内の部屋から誰か出てきた。

「この声は美咲さんですか・・・・・

うわぁ…」

部屋から出てきたのはフォリアだった。

そして、多分あの『うわぁ』は私の隣にいる子に向けられて放たれた言葉だろう。

「どうも〜受付さん。」

ヨイは笑いながら手を振る。

まぁ、もちろん無視した。

「フォリアもう休んでなくて良いの?」

「はい!!おかげさまで完全回復です!

それで、美咲さん?この人たち一体?

あとランドさんは何で寝てるんですか?

何故だか、あの人だけは寝てるなって思います。」

あ、本当だ。寝てるわ。眼中にないから気づかなかった。

まぁ、そんなどうでも良い事は放っておいて。

私は、今まで何があったか説明した。

そして鳴海のことはもちろん特に詳しく説明した。

「そんな、、、鳴海さんが相手側に堕ちるなんて…

でも、鳴海さんはまだ、人は殺していないのですよね?」

「うん。私の知る限りでは、多分まだだと思う。

だから、今のうちに連れ戻さないと、

もしかしたら、もう救えないかも…」

「いや。いやです!!そんな事は何が何でもさせません。美咲さん!私もお手伝いさせていただきます。」

「ありがと。心強いよ。」

「それにしても、ボスも酷いですよねぇ

なんで、私の鳴海くんをこんな・・・」

いまの言葉にフォリアは反感を持つ

「はぁ〜??"私の"だって??

な〜にを言っているのかなこの人?」

「いやいや。だって、もう私のですし。

だって、今でも私たち付き合ってますよ。」

「それは上辺だけですよね?

てか実際、こ〜んな性格最悪女が目の前に現れたらどうします?

私だったら逃げますよ。

逃げなかった、鳴海さんが凄いです。」

「まぁ、それは私の事が好きで好きで

堪らなかったからだったからでしょうね。てか、あなたと競い合っても無駄です。なんせ、私は鳴海くんと結婚する事が決まりましたから。

美咲お姉さまのお許しを頂きましたから。ね?おねぇさま??」

「え?!!そうなんでか?美咲さん??」

私に振るなぁ!!!!

お願い。お願いだから、、、

私に振らないでくれ。

てかフォアリ。私をそんな目で見ないで…

「一夫多妻制とかダメかな?」

「ダメです!!!」

「だめです!!!」

2人同時に言われた。

まぁ、そうだよね…

「あ!!!!それより、私今、家無いんだけど、誰か泊めてくれない?」

とりあえず、話をそらす。

「え?どうしたんですか?」

「ちょっと、爆破されちゃって…」

「まさか!!!この女のせいですか?

いや!!そうですよね!」

「なによ〜勝手に人のせいにして!!

まぁ、私も悪かったと思うよ。

あそこで仕掛けたの私だし…」

「ほら!!!やっぱこの女ダメですね。」

「あんたなんかに言われたく・・・・」

「ねぇ?結局何処に泊めてくれるの?」

さすがに話を遮る。もうキツイです…

「それなら、私の家に来てください。」

ヨイが自分の家を勧めた。

だが、思う。この子家あるの?

「家ある?」

「失敬な!!!私だってありますよ。

本当の家ぐらい。」

「じゃあ、連れてって!!」

私はヨイの手を引っ張りギルドを出た。

もう、あの場には居られん…






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