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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
13/163

下僕の扱い酷くないすか

13話

「じゃあ、そろそろ、あなたのやるべき


仕事を命じます。


まず、起きたら、朝食を作って、


食べたら、その片付け。


そのあとは部屋の掃除、


で、次は、洗濯。


この世界には洗濯機はないから


手で洗ってね、


別に私、自分の着ているもの


人に洗濯されることに抵抗ないから


そこらへん、気を使わなくていいわよ。


でも、盗むようなことはしないでよ


もし盗んだら、


分かってわよね。」


物凄い圧力が襲いかかる。


「で、終わったら、


昼食作り、で片付け。


そのあとは、私と一緒に


ギルドに行きましょ。私クエストで、


お金稼いでるから。


それが終わったら、夕食作り。


で、片付け。


あなたが片付けている最中に


私お風呂、入ってるから


私が上がったら、あなたも入って、


着替えは、さっきの服屋で


買っておいたから。


で、上がる時にお風呂の掃除もお願い。


そのあと、リビングにきて。


私が直々にこっちの言語教えてあげるから。


で、1日終了かな、何か質問ある?」


俺は、その時、あまりの量の多さで


言葉を失った。


「どうしたの?


なにもないなら、今日は昼食作りから


始めるけど」


「いやいや、まてまて


さすがに量多くないか?


これ俺1人でやるのは無理があるぞ。」


「はぁ?何のために私が優しく接して


きてあげてると思ってんの?


全て、あなたに雑務を押し付ける


ために決まってんじゃない。


そのための下僕なのだから。」


この女、今はっきり言ったぞ。


雑務を押し付けると。


いったい誰が、


予想できただろうか。


今まで、用がない時以外は


部屋に引きこもってた子が


できる量じゃない。


ただでさえ、言語を覚えないといけない状況なのに…


「頼む、もうちょっと少なくしてくれ。


俺、料理あんまできないんだ。」


「ん、なら仕方がない。


最初の一週間だけ、


手伝ってあげるわよ。


その際、ビシバシ鍛えてあげるから


一週間でマスターしなさい。


それじゃあ、部屋に荷物置いてきて、


あと、これ部屋着ね、


着替えたら、台所に来て。」


そういって、


彼女は部屋に入っていった。


自分の部屋は、


じゃあ


階段に1番近い部屋にしよう。


部屋に入ると、中々広い空間だった。


大きなベッドがあり、机があり


比較的、殺風景だが、


物を置けばなんとかなりそうだ。


早速、部屋着に着替えると


気づいたことがある。


この服、サイズがぴったりなのだ、


適当に選んでいると思っていたが、


ちゃんとサイズまで、選んでいるとは


彼女、やはり何か我々とはレベルが


違う。


そして、彼女に言われた通り、


台所に行った。


台所もなかなか広くて、


店の厨房並みの広さだった。


そう、感心していると。


「おっまたせ、


どう?結構いい家でしょ。」


そこには、さっきと同じ少女なのだが


先ほどまでとは、イメージが


できない格好でやってきた。









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