負けたよ…こんな負け方、屈辱的
9/20眠りながらやっていたら、
書いてた所全部消えました。
なんで、出すの遅れました。
128話
俺が吹き飛ばされると美咲は俺の元に駆けつけた。
「鳴海!??鳴海!!大丈夫?」
「そぁなわけあぁかよ!」
ダメだ。まともに喋れない。
「なんで、初手でこんな事になんのよ…
こんなの、魔力も与えても無意味じゃない」
美咲はすごく悲しそうな顔をしながら俺を見る。
はぁ、リベンジも出来なければ
こんな所で死ぬなんて。
なんて、ひどいdead endだろう…
すると、いままで黙って俺たちの事を見ていた男が突然喋る。
「あっけな…
仕方ない。」
ラクトは俺の方に近づいてきた。
すると、美咲は立ち上がりあいつの事を警戒する。
「これ以上鳴海に触れさせない!!
もう二度と大切な人を失うわけには・・・」
だが、男は意外な言葉を放った
「俺は別にトドメをさすわけじゃない…
てか、むしろ逆だ。」
「はぁ??ふざけているのか?」
美咲は困惑している。
「俺は、結構そいつに興味があるんだ」
「・・・・・・・・」
「なんか喋れよ…
・・・おいおい、変なふうに思われてるよ…」
「当たり前だろ?それ以外に何がある?」
「違う!!違う!!」
男は急にテンションが高くなった。
「俺は!!!!そいつの闇に惹かれたんだ。
そいつの闇はボスみたいに綺麗で、
鮮やかで!!
触れてしまうと、一瞬で侵食されてしまいそう。
そんな強力な闇に惹かれた。
そしてそれは、奥が深く。
一度沈むと、2度と這い上がってこれない。
あぁ、なんて、素敵なんだ!!
凄い良い。あぁ、良いよ。良いよ〜」
「こいつ、、、ヤバイ…
でも、お前に聞きたいことがある。
他人の属性が見れるのか?」
すると、先ほどのハイテンションはどこに行ったのかと思うほど冷静になった。
「その質問の答え…
半分がYesで、
半分がNo…
俺は属性は見れない。
ただし闇を見ることは出来る。
だから、そいつと初めて出会った時
運命を感じたと思ったよ!!
いや、今でも思ってるけどね。
でも、、、、、
いや、止めておこう。
思い出したくない…」
思い出したくないとはどういう事だ?
よく分からない。その場にいた俺も
その言葉の意味が分からない。
「でだ、俺は出来ればそいつを生き返させたいと思っている。」
「はぁ?!!そんな事が?」
「あぁ、ならやって見ようか?」
美咲はまだ、警戒している。
だが、このままだと俺は死ぬ。
なので、仕方なく彼女は頼んだ。
「鳴海を頼む」と
ラクトは俺に近づいた。
そして、しゃがむと、突然
「はぁ!!」
俺の体の中に手を突っ込む
「お前!!!!!」
彼女は今にでも攻撃しそうだ。
「よく見ろ。
俺は今、こいつの体の中で回復をしている。
その方が外でやるよりも早いからだ。」
男はしばらくその場にいた。
そして、「よし、終わった…」
男は俺から離れしばらく様子を見る。
美咲も俺に近づいて様子を見る。
すると
「あいたた。背中が痛い…」
なんと、起き上がれた。
言葉もちゃんと喋れるし、息もできる。
「鳴海!!!」
あまりにも嬉しかったのか、美咲は俺に抱きつく。
「嬉しいよ。嬉しいけど、痛い。」
そんな光景を見てラクトは
「はぁ…
こんな光景別に見たくないんだけどなぁ…」
と愚痴をこぼす。
「ありがとう。お前のおかげで助かった。」
「いやいや、礼には及ばんよ」
「感謝の気持ちに、俺はお前を全力で倒す!!覚悟しておけ!!
じゃあ、美咲。」
彼女は黙って、俺と手を繋ぐ。
魔力が流れ込むのが分かる。
「OKありがと!
さて、やりますか」