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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
125/163

あなた達ははここで、、終わらせる!!

124話

美咲はそう言うと、短剣を作り出した。

そして、それをヨイに向かって投げつける。

だが、いつものごとく当たってもヨイは消え、また別の場所に現れる。

「ねぇ、言ったでしょ?

勝てないって。今なら諦めて逃げてもいいですよ。まぁ、逃がしませんけど。」

「もう勝った気でいるの?

早いなぁ〜。まだまだ私には奥の手があるから〜

breited(ブレイテッド)』」

手から放たれた魔力弾は

あっけなく無数の矢によって破壊された。

だが、そんな事はお構い無しか彼女は笑う

「フフッ、フフフ。」

「どうしましたか?まさか勝ち目が無くなったので諦めたんですか?」

「フッ、、まっさか〜!

いや〜奥の手使わずに勝てそうだから

なんか笑っちゃって。

ごめんごめん。」

ヨイはその言葉には反論する。

「どういう事です?なぜそのような事を?」

「言っていいの?」

「はっ???」

「いや、言ったら多分あなた冷静ではいられなくなると思うけど、いいの?」

「えぇ、良いですよ。絶対に大丈夫ですから。」

「なら、

あなた物理攻撃しか、(かわ)せないでしょ?」

「そんなわけないじ・・・」

「いいえ、そうなの。

だって、あなたは私の魔力弾を(かわ)すのではなく、わざわざ矢で破壊した。

何故かしらね?」

「そんなの(かわ)すまでも無いからです。」

「へぇ〜。じゃあこれは?

『La torent(ラ トレント)』」

そう唱えるとヨイが歪む。

「?!?なに、、、これ?」

だんだん歪みが酷くなる。このままだと、空間に飲み込まれそうだ。

「イヤだ。イヤだ!!ねぇ、やめて!!お願い。お願いします!!!」

ヨイの悲痛な声が響く。

すると美咲は前に向けていた手を下ろした。

その途端、歪みは消えた。

「え?何で?回避出来ないんだ?」

「説明してあげるよ。

彼女は、実在している物しか(かわ)せないの。」

「なんで分かったのですか?

もう、別に隠す必要ないから否定しませんけど。」

「だって、あなたは剣が当たる時、

その剣を偽りに変えるでしょ?だから、あなたには傷一つ付かない。

私はそれがはっきり見えるの。」

「偽りに変える?それって、、、つまり、

形は剣だが、実際は無・・・見たいな?」

「まぁ、説明は下手くそだけど、その通り。

で、あなたは実を虚に変えることはできる。

だから、剣が当たった後、自分の残像を作る。そして、実際当たったように見せつけ、

相手がそれを見ている間に、

高速で移動して別の場所に移る。

見たいな方法でしょ?

虚創に特化してるならあなたならこんな事、

容易いでしょ?」

ヨイは凄く悲しそうな顔をする。

「はぁ、全部バレてるし…

ここまでバレるとなんか清々しいしいですね…」

「でも、実際、魔法はエネルギーを使って放つものだから、虚・偽りに近く、

実在はしていない。

そして、虚は虚のままだから

あなたにはどうする事も出来ない。

だって、(かわ)せるのって、あなたが触ったか、創り出した物だけでしょ?」

「・・・・・・・」

完全に言葉で打ちのめされ黙ってしまった。

「ねぇ?これでもやる気?」

「そ〜んな訳無いじゃないですか!

だって、負け確定ですよ。

私は負ける試合は諦める人ですから。」

「そう、潔くいいわ・・・」

「でも、ここからは絶対出しませんよ!

あなた達は私と一緒に死んでもらいます!!」

それを聞くと、美咲が突然笑い始めた。

「フフッ!!

これでもそう言える?」

そう言うと彼女は指を鳴らした。

すると、砂漠の空間は突然家の中に戻った。

「・・・・へぇ?」

「だから、私には勝てないって言ったでしょ♪」




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