表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
124/163

逃げれないな、、、いや、逃げない

さっきまで、家の中だったが急に砂漠

になったのだから、多分これは彼女が

創り出したのだろう。

瞬間移動も考えたが、暑くないし、

彼女は偽りの物に特化してる事が何となく分かったような気がする。

「さぁて、今回はより強力な虚創(きょそう)空間ですから

絶対邪魔なんか入らないですよ〜。

あの時はほんとに困りました。

なんせ、あんなこと初めてでしたから…」

「あの時って一体いつだよ?」

「えっ???マジすか…

さっきの出来事も忘れたんですか?

あの草原ですよ!!」

「あっ、あれそうなんだ。

ほんとにあんな所があるのかと思ってた…」

するとヨイは呆れた顔をした。

「はぁ、やっぱバカですねぇ、、、

普通気づくでしょ。」

「それが、鳴海の良いところなんだから

あんまり責めないであげてくれない?」

これって良いところか?

「ふぅ〜ん。人っていろんな価値観があるんですね!勉強になります!!」

「・・・なぁ?ところでさ、俺たちを何で狙うんだ?

わざわざ家まで来て?」

だが、彼女は黙る。

「お〜い!!!!!」

「・・・・あ〜もう、うるさいな!!

分かってますから!

理由なんて簡単です。

あなた達が邪魔なだけです。

特に甘利美咲!あなたは私たちの脅威

そのものです。」

「私は分かるよ。だって強いもの。

でも、こいつは?強くも無ければ才能も

無い。最悪中の最悪よ?」

軽くdisられてるな…

「確かにそうです。しかも、ボスも殺すなって言ってます。

・・・・でも、私は嫌いなんですよね〜

彼の生き方、考え方、それに行動。

何だか、虫唾が走るんです。

正義感が強くて、お人好しで、

それに心も綺麗。

はぁ〜・・・ウザかった。

ウザくて、

ウザ過ぎて、

ウザいです。

だから、ボスの指示も無視させていただきます。

これはただただ身勝手な行動なんで

絶対、後でボスに殺されちゃいます!

まぁ、私は悔いが残らなければそれでいいんですけど。」

何だか、いままでそう思っていたのかと思うと心が急に痛くなる。

まさか、あれほどまでに嫌われているとは思いもしなかった。

だが、隣で「心配するな!!

人には好きな人と嫌いな人が絶対存在する。

で、あいつの中であんたは嫌いな人の中で頂点だ。

でもさ、私はあんたの事好きだよ。

大好きだよ。

それは他のみんなだってそうさ。

フォリアや、ランドロフ。

トロ・・・は無いな。

ギルドのみんなもあんたが好きだよ。

だから、落ち込むな!!」

と美咲が励ましの声をかけてくれた。

その通り。俺には仲間がいる。

その事実は変わらない。

「ありがとう。美咲。

でも、俺落ち込んでないからさ!!」

美咲はクスッ笑う。

だが、ヨイは機嫌がよくない。

「そういうの…

・・・・そう言うのが嫌いなんです!!!!!」

ヨイは急に怒鳴り始めた。

「だから、この世界は壊れた方がいいんです!!

こんな平和ボケした世界、一体誰が望んでいるんですか?」

「そんなの…決まってんだろ?

みんなさ!!」

「・・・・・・そうですか。

なんか、あなたたちを徹底的に排除しないと行けないような気がしました。」

ヨイが構える。

「おっと、今度は私が相手だ!」

「どうせあなたも私には勝てませんよ」

だが、美咲は笑う

「何が可笑しいですか?」

「だって、あなたみたいな偽りが私に勝てるわけ無いじゃん。」

「ふ〜ん。じゃ、

『void roorees!!(ボイド ローレス)』」

すると美咲の背後から何本もの矢が飛んできた。

だが、それは空間から出てきた巨大な剣によって全て弾かれた。

「よし、次は私から攻撃するね」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
できれば、1日に2回更新できたら いいと思っています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ