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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
11/163

ショピング Now

11話

彼女が、言語を覚えられたのなら、


自分にも覚えられる。


…と思ってい過去の自分をぶん殴って


やりたい。


そう簡単に出来ると思うなよと。


だから、俺は結局、こっちの世界の


言葉が分からないままだ…


しょぼくれていると、


「まぁ、そんな気にすることないわよ。


最初のうちは、


私がなんとかしてあげるから


あんたは後ろで見てればいいわよ。


そんなことより、武器は何がいい?


まぁ、何使っても


結果は見えてんだけど」


この女、人が落ち込んでいるときに、


さらに追い打ちをかけてくる。


本当に神属性の持ち主かよ


と心の中で叫ぶ。


「うーん、何がある?」


「えっとね、まぁ基本は


剣、短剣、盾、銃。あと魔力値が高いと


魔法が出せれるかな。


あ、あんたは魔法無理よ。


魔力クズ以下だから。


で、色んな構成ができるの。


例えば、スタンダードに


剣と盾、両手銃、双剣とか。


たまにいるやつは、


剣と銃とかいるけど、


止めといたほうがいいわよ。


バランス悪いから。」


そうなのかと思いつつも


なにがやってみたいとかは、


あまり分からない。


「オススメある?


初心者に優しいものとか」


彼女は、うーんと言いながら


考えている。


「速さ重視で、短剣1本でいいんじゃない」


「職業はなにになった方がいい?」


おれがそう言うと、彼女は


困ったような顔をした。


そして


「職業、そんなの無いわよ」


え、職業が無い?


それでは、冒険者止まりじゃないか


「嘘だろ、だって、普通こういうのって


職業選んで、モンスター倒して


レベル上げて、上位職


になるってのが、お決まりのはずだろ」


そしたら、彼女は笑いながら言った。


「えw、何言ってんの、レベル?そんなの


あるわけ無いじゃない。


基本能力なんて、決まってんのに。


てか、なんで、モンスター倒すと


レベル上がんのw?」


大変笑いながら言っていたが、


俺はさらに絶望した。


「え、俺の基本スペック変わらないの。


異世界だから、そこらへん共通


設定かと思ってたのに。」


「本当に、馬鹿ね。


どうせ、異世界ゲームやアニメの


しすぎで、そんなこと


思ってたんでしょう。


さすが、友達いなくて、


異世界に来ちゃった人間は違うわ」


その言葉が俺の心にとても刺さった。


あ、悲しいよ。やはり俺は俺のまま


なのか。あぁ、神よ助けて…


「じゃあ、武器は短剣でいいでしょ?」


「勝手に決めんなよ、でも美咲が


選んでくれるなら、それでいいよ。


選んでくれてありがと」


そう言うと、彼女は頬が赤くなった。


そして、焦りながら


「あなた、私を照れさせることは


得意らしいわね。


まぁ、私が選んだこと


大変感謝しなさい。」


そういい、彼女はお金をはらい


武器を買ってくれた。


「これあとで、あなたの


腰に付けたいから、それまで


持ってて。」


短剣を預けられた。


なんだか、凄くカッコいい


そのあと彼女は


「じゃあ、服買いに行こっか。


こっちの世界では、町に出るときは


基本ローブを着るのが当たり前だから。


あと、あなたが家で着るものも買って


あげないといけないし。」


服屋はすぐ隣だった。


そこには、色とりどりのローブや


色んな服が置いてあった。


ローブは何色がいいかなと考えていると


突然、


「ローブは白ね。


イメージいいから。」


と決定権を奪われた。


「服は適当に、


これとこれと、


あとこれとこれとこれっと」


と彼女が全部決めてしまった。


「私、服に別そんな


時間かけない人だから。


適当に、合いそうなのでこれらに


してみました☆」


キラキラした、顔で言ってきたが


別に自分もそこまで、


服にこだわりもないので、


良しとする。


「じぁあ決定ね。」


そう言い、彼女は、


選んだ服とローブを全て買ってくれた。


そのあと彼女は、ローブを渡してきた。


「これ着て、その格好だと、


周りが変な目で見てくるから。


私まで、変な一味だって


思われたくないから。」


なかなかきついお言葉を貰ったが、


俺も、この世界に馴染みたいので、


着てみた。


「うん、似合ってるね。


よし、じゃあ、家に帰りますか。


安心して、あんたは普通の家に


住ませてあげるから。」


それはよかった。


心の中でそう思った。


そして、帰るときに


今日お世話になったことに礼を言う。


「今日はほんとありがとう。


美咲に会わなかったら、おれ


どうなるか分からなかった。


で、俺を下僕として扱うのはあれだけど


いろいろこの世界のこと教えてくれて


ありがと。俺、


美咲に会えてよかった。」


と言うと彼女は、また顔を赤くした。


彼女は褒めると赤くなるタイプの子か


と思った。し、


彼女が顔を赤くした時の表情が


凄く可愛い。なんとも、嬉しい気持ちを


隠しているような表情。すごくいい、


たまらん。


だが、「別にいいってもんよ。


下僕には、思いっきり働いて


もらわないと。


これから、この恩をちゃんと


返してもらうから


覚悟しとけよ〜」


その言葉で、こちらの顔が青ざめた





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