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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
109/163

ヒロインなんて1人で十分なんだよねぇ

109話

俺はすかさずリビングに行った。

するといつもと同じトーンで

「おかえり!どこ行ってたの?」と甘利美咲

本人が言ってきた。

「・・・・それは俺のセリフだよ!!」

なんだか、感動より怒りの方が強い

この感動が一欠片も見当たらない再開はなんだ?

「え?どうしたの?なんかあった?」

と彼女は首を傾げている。

俺は怒りたくなったが、堪える。

それより何か様子が変なような気がする

まさか!!一週間前の記憶が無いんじゃないのか!!だからこんな様子なのか?

「いやあるわよ。ばっちし覚えてる!」

「・・・・・・・・・」

今、俺の手元に武器があれば多分切りかかっていたところだろう。まぁ、返り討ちにされるが…

「ねぇ?昼ごはんにしよ?お腹すいちゃって」

確かに時間もいい頃だ。

俺は急いでキッチンに行き、食事を作った。

そして、食べ終わり片付けると

リビングに行き美咲に話しかけた。

「なぁぁ?この一週間どうしてたんだ?」

すると彼女は自慢げに

「聴きたい?どう?聴きたいでしょ?」

と、自慢げに言ってきた。

「いや結構です」と言ってやりたかった、だがさすがに殺されるので

「うん。聴きたいです」と丁寧に言った。

「分かった。じゃあこれから長くなるけど聴いてね。」


「私たちが別れたあと、私はあいつらを倒せた。でも、魔力の使いすぎで倒れちゃったの。

で、目が覚めるとなんと!なんと!

どこかの家の中にいたの。私はここに運んでくれた人にお礼を言いたくて家の隅々まで探したんだけど居なかったの。

だから、待つことにした

で・・・・」

彼女は話すのをやめた。

「で・・・・何?」

「あ〜言いたく無いなぁ。呆れられるもん。

イヤだなぁ」

「いいよ。平常心で頑張るから」

「帰ってこなかった…」

「へぇ???」

「一週間も帰ってこなかったの!!

私って心優しく清い人間だからぁ、帰らずに待ってたの。」

「へぇぇ〜。それはそうだ。せっかく助けてもらったこの命、主人のために全てを尽くさないとなぁ。」

「どういう事?・・・まぁ、無事だから良かったでしょ!!!!」

「良かったよ〜。良かった。良かったんだけどさぁ、連絡ぐらい入れろよ!!

心配したんだから。俺鬱ってたんだからな。さっきやっと立ち直ったぐらいに凄かったんだからな!!」

「そんなに心配してくれたの?じゃあ

ハグしていいわよ」

「なんか違うと思うなぁ…でも、いいの?」

「・・・・・で、1週間待ったらその人帰ってきたの」

話そらしたよ!!なんだよ〜

「で、それが同年代の女の子だったの

なんか、彼女も悩み事があるらしくちょっと

相談を聴いてたの」

「おい、待て。聴くな。帰れよ!」

「いいじゃん!それで、帰ってこない間彼女の冷蔵庫物色したからお詫びに食材を買ってきて、ご馳走をしてあげたの」

「はぁい、そうですか。優しいですねぇ」

「凄く喜んでいたから、私も作りがいがあったわ。で、今に至るという訳。

お分かり?」

全然、分からん。俺ってなんで悲しんでたんだろ?タイムリープ出来たら

過去に戻ってこの一週間楽しく過ごせたのになぁ…

「よーしお話終わり。じゃあ鳴海ギルド行こ!みんなどんな顔するかな?」

「あ、はい」

俺は全貌を聞いて何だか悲しくなった。

ギルドの人には聴かせないほうがいいな

そう思いながらギルドに向かった。




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