あとは任せたよ
この回は美咲メインにしよっかなと思っています。
104話
囲まれた?!!今囲まれたって言ったよな?それはつまりピンチなわけですよね?どんだけ返されたら困るものだよ…
すると美咲が小声で
「ねぇ?鳴海、あんたは逃げた奴を追ってくんない?」
「え?!無理だよ。だって、俺今歩けないし。しかも、あいつがどこにいるなんて分かんないんだよ…」
「心配ご無用!私の魔力貸してあげるから。それなら歩けるでしょ?
で、私の魔力をあげるってことは追跡も引き継ぎ出来るの。それでお願い!ね?」
引き継ぎなんて初めて聞いたぞ!
でも、それなら俺でも追いかけれそうだ。
「分かった。俺やってみる」
「じゃあ、動かないで」
あっ、この状態でやるんだ。
見てる方キツイなぁ…
「よし。OK。じゃあいってらっしゃい」
地面に足を着くと、足が全然痛く無い。
そして、あいつも今どこにいるかが分かるぞ!!
俺は走り出す。すると物凄い速さで鉄串が飛んできた。
「速い!!!!」
そう思い武器で弾こうと思ったが間に合う気がしない。
だが、背後から何かが飛んできた。
それが鉄串にあたり、俺を守ってくれた。
背後は振り返らず、急いで向かった。
「はぁ、ようやく行ったね。これで安心だわ!
さて、そろそろ全員出てきたら?
その先方じゃ夜しか戦えないよ?」
だが、誰1人として姿を現さない。
「そーですか・・・なら鉄串の奴はめんどくさいんでやらせていただきますか」
彼女は鉄串に近づき触ろうとしたがすぐにやめた。
「ご丁寧に毒まで塗ってるのね。まぁ、いいわ。」
そう言い終わると武器をつく出す。
その手には小型のナイフが複数本。
「さてさて、どうしたもんかね
まぁ、まずは『India』」
そう唱えると突然光が町中を包み込んだ
「!??!?!!」
彼女のいる位置の近辺がまるで、昼みたいに明るくなった。
「おっ!ついに姿が見えたね。
って、みんな黒ローブって怪しすぎんだでしょ…」
彼女が言った後、今まで会話をしようとしなかった連中の1人が喋った
「姿が見られたのなら喋ってもいいだろう。だが、彼女の邪魔はさせない。
我々が何としても守る。」
「はぁ〜律儀だねぇ。まるで私とあいつみたい…って私、何言ってんだバカッ!」
彼女は何やら独り言を呟いているが急に冷静になり、
「それよりおたくら、ちゃんと5属性で来てんじゃん。そのために5人いるんだね。結構魔力値も高いし。・・・・でも、
私は全てを使える。そして、お前らよりも強い!!!」
ナイフを5人めがけて一斉に投げる
奴らは魔法を使い食い止めた。
その直後、5人のうちの1人の目の前に立っていた
「なぁに!!!!!」
5人は一斉に驚いている
「おまえは火か。なら」
小型ナイフを持ち近距離で攻撃する。
あまりにも早すぎてなすすべが無い。
「これで終わり!!!!」
強烈な一撃を与えるとそいつはダウンした。
「なんと!!!やつがやられたか。なら、お前ら!!4人一斉に攻撃するぞ」
そう言うと4人一斉に魔法を放つ
「わざわざ言ってくれてありがとう
『La torent』」
すると魔法は次元歪みに吸い込まれ抹消した
「はぁ?!!!!!」
「よしもういいね。そっちのターン終わり。次は私ね。新技試したかったんだよ」
そう言い、4人は防御の体制に入っている。
だが、「無駄だよ」と
4人には同じ言葉が一斉に聞こえた。
背後を振り向こうとした時
急所をつかれダウンした
「これぞ、必殺『トップスピード』
・・・(仮)だね。あとで考えよ…」
そして、彼女は遠くを見つめる
「頑張ってね鳴海」
彼女は動かず、その場に倒れてしまった。