地球の花嫁
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地球の花嫁
裸で懐胎
かつての比売は 霓の瑪瑙
宴に捧げるのは
血じゃなくて 愛液
番いは永遠
何も知らないお前が憎い
歌うような慟哭は この嵐
いつだって 無知ゆえの 軽率さ
憎しみを嘲笑っていた
地球に抱かれて 循環し
宇宙の一部となりぬれば
孤独が背を向け腐敗する
この愛はどこにあるのか
この愛は信仰か
地球の花嫁
処女懐胎
かつての虹は 比売の苦悩
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