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3~.知らせ~

家に帰ると同時に服を着替える。


さっきまで着ていた服をゴミ袋に包み押入れへ入れる。

昨日来ていた血の付いた服はハサミで細かく切って何重にかした袋の中だ。


作業は中々手間取った、証拠隠滅とまでは行かないがこうしておけば、忘れてしまったとしてもこの服を着るコトもないだろう。

落とされた人たちも、マスクをしていたことで顔の判別は出来ないだろう。


「捜査のプロでも20代から30代もしくは40代から60代の犯行とかわけわからん事言う時代だし大丈夫だよ、多分。」


今日にでも出そうと考えていると

携帯がなった。浩平だ、そういえば今日は必修の授業があったな。


と思いながら、無視した。

俺の顔色はまだ悪い、気分も良くない。

今はまだ人と関わる気持ちにはなれない。

しかし着信音は長々と鳴り続ける。


しつっこいな!こいつは!空気読めや!(笑)


思わず笑いが込み上げる、まぁこういう奴だから友人になったのか、仕方ない。

「もしもし?」

「…ヤス、やべっ…い…っこう…なん…けど」

電波の状況が悪いのか声が全く聴こえん。

何がヤバイのか?よくわからんので切る。

とりあえず大学に向かわなくてはいけないので着替えることにする。


支度を終えた所で再び着信音が鳴る。

「元康!今無事か!?」

「何だよ?昨日の地球外生命体なら捨てて来たぞ(笑)」


「そんなんじゃない!学校へは行くんじゃないぞ!」


どうしたと言うのか?この慌て様だ。


「はいはい、就職難で留年したけりゃ行かない方が良いけどよ、あいにくと俺は」

「違う!化け物が出たんだ!」


何言ってんだコイツ?


「化け物は昨日ので充分だろ?」


と笑いながら言うと


「そうじゃない、今は外は危険なんだよ。人も大勢死んでる、さっき改札口でみたんだよ!とりあえず今お前ん家に向かってるとこだ!」


「分かった分かった、とりあえず今日はサボるから、早く来いよー。」


「分かったなら良い、とりあえずいつまで使えるかわからないけど、携帯のGPSアプリ立ち上げて遼と晴の場所探しといてくれ!」


「分かった、なるべく早くこいよー」


知らない女と遊ぶ時は日にちを合わせ同じエリア内で遊んで困った時だけ鉢合わせを演じるために使うアプリだ。

モンスター除けとも言うが…。


アプリを立ち上げ三人の居場所を確認する。

遼は学校の近所だ。

晴はまだアプリ起動してないみたいだな。

浩平は…早っ!走ってる感じじゃないな、バイクかチャリってかチャリだな。


駅から離れるのが早い。

この感じだと20分てところか。

うーん浩平のやつ道を行ったり来たり回ったりと忙しく動いている。


いちいち回り道をしている感じだ。

結局俺の家に着いたのは1時間以上経ったあたりだった。





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