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まさかの同棲!?想いを乗せて



まさか、わたしが働くカフェの似ている常連さんが

勝八だとわかって


驚いたもそうだけど...勝八じゃなくて ただ誰かに似てる人だとしたら

わたしは、その誰かに好意があったんだと思う。


実際、わかる前に わたしは勝八と重ねて... わたしは好き、になってたのかもしれない。


度々現れる勝の優しさに、時々からかわれる瞬間に

心が揺れ動いていた。



勝「ねぇねぇ、あのカフェさ ケーキの種類、4種類しかないじゃん?

ガトーショコラとショートケーキとチーズケーキ、あと...抹茶。

あれって誰が考えてんの?」



鍋を一緒に食べながら、普段の話をしたり、わたしのカフェでのことを話したりしていた。

ずっと前から一緒にいるみたいな、儚いけど嬉しい時間。



佐「メニューは、基本 店長か先輩が考えてたんだけど、

うちは、コーヒー専門のカフェだから 喫茶店とは違くて

ケーキの種類これでいいかな?って話し合ってたみたい。


まぁ、一応 学生さんも来るから 紅茶とかコーヒー以外の飲み物もあるよ」



コーヒーがメインのカフェだけど、お客様に合わせて種類を増やしたり減らしたり

少し違う、馴染みのある通いやすいお店にしたいと 店長の想いが乗せられてる。


勝「俺さ、ガトーショコラ大好きなんだけど

テイクアウトとかできないのかな~?って思ってさ。」


佐「え?そうなの? だったら近くにケーキ屋さんあるよ?」



勝「あそこのカフェの味が好きなんだよね~

もちろん、他のお店もおいしいんだけど、個人的に今は、るいの働いてるカフェの味が好みかな?」



佐「じゃあ、今度作ってあげようか?」



勝「作れるの?料理とかしなそうなのに。

なんだったらいつも、来るたびにお菓子とか広げてたし」


佐「えー?作れるよ~ 一応今、カフェのケーキ担当わたしも入ってますし」



二人きりで、こんな話

付き合いたてのカップルのようで

わたしは、勝八と居たい。

会えるたびに嬉しくて、会えない日は、次いつ会えるかな?って

考えることもある


恋したら引き返せない...

もう好きになったら戻れない。


らい (友人)からメッセージが来た。


佐「え!」



勝「なに?どうしたの?」


佐「あぁ...いや 友人が彼氏と同棲するって」



勝「ふ~ん すごいいいじゃん(^-^) そんな驚く?」


佐「驚くも何も...友人に彼氏がいたこと知らなくて」


一番仲のいい友人で、親友なのに

恋人がいるって話 まったく知らなかった...

いつも、わたしの事心配してくれて

つらいことがあれば慰めてくれて、元気づけてくれて


別に、仲が良いからとか友人だからとか

関係なくて、彼氏がいたことなんて 人の人生だから

必ずしも伝えなきゃいけないって事はない。


勝「ん?どうした?」



ただ、向こうがわたしにしてくれたみたいに

向こうの話を聞いたり、また真逆だったら

こんな風になってたんだろうか...


佐「ううん!なんでもない」



勝「しようか?」


佐「...何を?」


勝「同棲」



!?は... ど、同棲?誰が誰と?


佐「なに言ってるの笑 からかうのやめてよ」


勝「からかってないよ。 本気だって言ったらどうする?」



まっすぐな目で、わたしを見て

彼は、冗談で言ってるようには思えなかった



勝「好きだよ  るいの事


俺と、恋人になってくれませんか?」



思いもしなかった...興味ないと思ってたし

ずっとわたしだけが彼の事を一方的に...



佐「わたしも...勝八の事 好きだよ」



抱きしめあって、はじめての恋人と

彼のそばにいられる事

もう、何も考えられなかった。




友人とは、日を改めて話す事になった。





保「ごめんね。彼氏の事伝えてなくて...びっくりしたでしょ...

ほんとにごめん」



佐「ううん 大丈夫」



保「変な気を遣わせたくなくて...


言い訳じゃないけど、私に彼氏ができたタイミングが

ちょうど、るいの退職と重なって そんなタイミングで

私のお知らせするのは違うなって思って、るいが辛い思いしたのに

私が幸せなのは...それを伝えるのは違うって...」



佐「そんなのいいんだよ!らいが幸せなのは良いことだよ!

わたしが勝手につらいだけだったし、


わたしの方こそ! らいにいろんな事してあげたかった...

話聞いたり、慰めたり、遊びに誘ったり...らいがしてくれたみたいに

してあげたかった。」



友人と抱きしめ合い、和解じゃないけど、

いままでよりも、絆が深まった気がした。



保「じゃあ、私が落ち込んだときがあったら

その時 慰めて!ね(^-^)」



佐「うん!」



保「ほら、泣きそうな顔しないの!」



佐「してないよー」



ちゃんと話せた。

ちゃんと聞けた。


ほっとしてる...


わたしは、信用されてないんじゃないかって



友人という表面だけの言葉で、ほんとは友達でもなんでもない

都合のいい人間なんじゃないかって...


こんなこと言ったら、何かが壊れる気がするから

言わない。忘れよう 人間関係に振り回されて

被害妄想になってる。




ただいま。


あ...枯れかかってる

らいから、数年前にもらった植物。


らいにごめんねと謝罪のメッセージを送ると、


「それ、霧吹きで水浴びればもとに戻るよ?」


と、水を あげて様子を見ることに。



この前、ようやく勝八と連絡先を交換したので

さっそく電話してみようと思って、かけるも...

なぜだろう...言葉が出てこない、


勝「もしもし?おつかれ(^-^)」



佐「...」



勝「どうした?なんかあった...?」


佐「ううん 大丈夫!

今、大丈夫?」


勝「うん。オンラインの仕事してたけど、終わったし...

そっち行こうか?」



なんだろう、勝八の声聞くと安心する...

なんでかな?...安心するのに涙が出てくる。



勝「泣いてるの?...」


佐「泣いてないよ(涙)!ほら、花粉症だからさ」



しばらくしてから、


勝「今からそっち行くから待ってて」と

電話を切って、


それから、泣き崩れていた。


佐「(なんでこんなにも悲しくて...涙が止まらないの)」



理由は、たぶん...



カチッカチッ)時計の音



ガチャン)時計が止まる音



勝「るい!」


佐「勝八...」



勝「大丈夫!大丈夫だ...」



なんで泣いてるのかも、誰もわからないまま

わたしの泣き声が部屋に響いて

勝八はただ、わたしを優しい抱きしめてくれていた。



しばらくして、落ち着いて

ティッシュを渡された。



勝「落ち着いた?」


佐「うん...ありがとう」


勝「何があった?」


佐「何もないよ。ただ、なんか勝八の声聞いたら安心して...

なぜか、泣けてきて なんでかわからなくて...」


勝「ほんとに?...それだけ?誰かに何かされた訳じゃない?」



佐「ほんとだよ」



そうだよね、こんなに泣き崩れていたら

何かあったって思うよね。

わたしも今、冷静になって ちょっと引くかも。



勝「俺に会いたくなったの?(´・・`)」


佐「そうかも..。」



勝「あ"~...俺、るいになんかあったのかと思って

走ってきて...電話越しでも泣いてたから...」



こんな勝八、はじめて見た。

何を考えてるか読み取れないからこそ、

わたしの事を大切に思ってくれてるとわかって

あたたかく、ホッとした。


「よかった...」


佐「心配かけてごめんなさい。」




勝「いいよ(^-^)

でも、連絡してくれて嬉かった。

るいが、一人で辛い思いしてるの耐えられないから。」


佐「辛かったわけじゃないよ。



あ...時間止まってる」



勝「今?」



そうだった。

わたしが泣いたら時間が止まるんだった...


いつ動くかは、知らない。


でも、彼と居られるなら

このまま時間が止まっててほしいと 思っては行けない事を思ってしまった。

※これらの登場人物やストーリーはフィクションです。

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