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砂糖派?しょうゆ派? 




テレビから流れるドラマの声~♪




青年「もう、ちゃんとお片付けしなきゃダメだよ~!」


女性「えー、でも ここは片付いてるし...しなきゃ...ダメ?」


青年「ダーメ!よし!わかった。

僕も一緒にお片付けするから、がんばろう!そしたらご褒美あげる」





佐「え、何この子!!めっちゃかわいい~

俳優だよね...。 えーっと...  ええー!!!まだ19歳!

それでこの童顔!かわいすぎ~ 」



友人に会ったときに、この話をすると



保「なるほど。


じゃあ、この子のファンになったわけね。」



佐「そう!かわいすぎて溶けるかと思った~」



中学から仲の良い 保十松(ほ とまつ) (れい)

この前電話で話した、新オープンしたイチゴパフェ店にて

スイーツを堪能中。


そこで、最近はまったドラマとファンになった俳優さんの話に...



保「う~ん。 砂糖だね」


佐「砂糖? 何が?」



保「砂糖顔って事。 この子は甘い系、童顔で圧倒的かわいさとビジュの良さ!

まさに!神!!」


佐「なるほどーー!!美のかたまり!」


保「私はしょうゆ派だなぁ~」


わたしは、元々興味を持ちやすいのもある。

ただ、観始まると止まらない。

次回も気になって、待ちきれずに 考察し始めたり

原作があるものはネタバレでも調べてみてしまう癖がある...



保「それでもさ、ちゃんと前向いて偉いよ。

るいは、本当は泣き虫で優しい子なのに 変に我慢強くて

人前では姉御肌って感じで...」


佐「らいだって、気の強いメンタルで男子も頭が上がらないやんちゃなのに

家族愛、姉弟愛があるギャップのある優しさ持ってるじゃん」



保「あのね、頭が上がらないって言うけど、実際は男子が茶々入れたりイタズラ

仕掛けてくるから悪いのよ。」


佐「確かに、ひどかったもんね んで、最終的に先生の教卓に蛙のおもちゃいれてて次に本物入れて大騒ぎになってw」



保「るいも悲鳴あげてたもんね~ 他の子も泣いてたし

先生から呼び出しくらってたし笑笑」


懐かしい学生時代の思い出も、友人とこうして話してる時間も

かけがえのない大切な時間。


これがいつかなくなるんじゃないか、

止まったら、この瞬間は来ない。


余裕が無くても、つらくても

誰かがいるから生きていられる。笑っていられる。

泣いて寄りかかれるんだ。




保「じゃあね!また」



佐「うん!またね、」




後に、メッセージで らいはしょうゆ顔がいいらしい。

クセがなく、日本人らしいのもあるが

整ったすっきり感!がいいらしい。




自宅にて...



佐「これどうしよう...」



実家から送られてきた、段ボールいっぱいの野菜たち...とお米


母の手紙には、ちゃんと食べてますか?

仕事どう?うまくいってる?つらくなったら帰っておいでね。

あなたは昔からつらいこと我慢して、一人で抱える子だから、

また、一人で泣いてない?いつでも待ってるからね。


そうそう、田舎のおばあちゃんから!

畑でとれた野菜送るね。




佐「もう...お母さん。心配しすぎ、この前も電話で話したのに...

大丈夫だよ!って言ったのに、」



母からの仕送りに、ありがとう。とメッセージを送った。


この、大量の野菜を使った炒め物やさっぱり系のお漬け物


そんなに料理はしないんだけど、割りと楽しいから作る余裕があれば

作ってた。

会社員の頃に比べたら...ね。


会社員の頃は、だんだん余裕が無くなって

なにも考えられなくなってて

もうとにかく何かに追われてる感じで...コンビニで適当に買って、食べて、寝て


必死だったんだよね。


今は、バイトしてても苦しくないなんて...

余裕ないって考えるより、目の前にある楽しいものを見て、聞いて

たくさん笑えたら...それが幸せ。



夜の23時...

今日は、なぜだか眠れない。



布団に入って目を閉じても、ひつじを数えても眠れない


ふと、脳裏を過ったのは 勝八のこと...



いま、何してるんだろう?


連絡先とか聞いておけばよかった...




アラーム音が聞こえる...


気づけば朝で、いつのまにか眠っていたらしい...

今日は、いつも通りシフトがお昼頃から夕方まで。



食事を済ませ、準備をして バイトへと出かける。



このカフェの近くには大学、警察署があるため

いろんな人がご来店される。


それは、学生や警察の人に限らず

このカフェが好きな人が、落ち着くためや癒し、コーヒーをただ飲みたくて来る人もいる。



そして、あいにく天気はくもり。

あまりよくはなさそうだ...



店内の鈴の音)



「いらっしゃいませ」



あっ...いつもの常連になった

誰かに似てる人。



「どうも、また来ちゃいました」


店員「今日は?」


「あぁ...いつもコーヒーと今日はこのガトーショコラで。」



他の店員と楽しそうに会話しながら、わたしは

なぜだか少し...羨ましいような...好きな人を取られたような気持ちになった。

なんでかはわからないけど、わたしはあの人が気になってるんだろうか?


誰かに似てる...から...?



店員「佐々城さんどうした?元気ないけど、大丈夫?」



佐「大丈夫です。」



店員「そう?無理はしないでね(^-^)早めに上がっても給料は変わらないように店長に掛け合うから(^-^)」



普通は考えられない優しさ。


優しさの範囲を越えてると言ってもいい

シフトの時間や態度、仕事の評価によって変わる給料...


ここは、いろんな事情を抱えた人が働いているから

理解が早い。


それに、ここの店長が...店長の娘さんが人間関係でトラブって

働いていた職場をクビになった。でも、実際は 娘さんではなく

同僚が娘さんをはめて、自分をよく見せるために彼女を裏でいじめてた...

陰口、嫉妬、先輩も信じてくれず、父親である店長だけは 家族だけは信じてくれたそう。



この話は直接聞いた。というのも、新しくこのカフェで働く人を歓迎する会があって、話し合いという空気でもなく、ただ自己紹介をするだけ。

話していくうちに、他の店員さんから私は、前職こんなでってあった出来事を話してくれた。それでなぜかわたしも打ち明けたくなって、引かれるかもって思ったけど、自然と話せて、ちゃんと聞いて、共感してくれたり、あたたかく迎え入れてくれた。



だからというわけではないんだけど、このカフェは少し違う。

給料もシフトも、それぞれの事情を理解して助け合う

素敵な職場です。



そして...ずっとわたしが気になってるのは...


常連のイケメン若男(わかお)!!


ちなみにこのネーミングは、先輩がつけました。

先輩は韓ドラにはまっています。

※それの影響力強い、(イケメン好き)




佐「ゴミ出ししてきますね」


店員「ありがとう!」



ゴミ出しを終えて、お店に戻ろうとすると

常連の人と合った。

帰るのかと思ったら、わたしに近づいてきて


「あの...この前来たときに言おうと思ったんですけど...」


佐「(なんだ!まさか、顔に何かついてた!とか...それとも

どこかで会いました?とか...わたし変なこと聞いた?!)


なんでしょうか?」



「俺の事覚えてる?」



佐「え?(覚えてる?...ってどういう事?あんま覚えてないけどやっぱりこの前何か失礼なことを?!)すみません...あの覚えてませんがこの前、何か失礼なことをしてしまったかもしれません!申し訳あり...」


「いえ...何も失礼な事されてませんけど...



というか、失礼なことって言ったら...いまかも。」



佐「!!、えっ!すみません!」


「俺の事もう忘れたの?ケーキまで食べたのに」



佐「ケーキ...?(この前?...ケーキ...?それって)


え......!?...もしかして...勝八?」


勝「遅いよ~気づくの!」



勝八だ。本物...?だよね

いつもは、わたしの家でしか現れないから

この人はタイムリーパーかなにかだと思ってたし...なんなら

人じゃないと思ってたんだけど...


佐「ほんとに勝八?...でも、それならなんで 言わなかったの!」



勝「 それはほら... 言ったら面白くないでしょ~!

るいがいつ気づくのか他人行儀でこのカフェに常連として通ってたのに...

全然気づかないし、気づかない以前に...「わたしの勘違いかもしれないんですが...以前、どこかでお会いしませんでしたか?」ってそっちも他人行儀だから

このまま気づかないんじゃないかと思ってさ。


だから、次会ったらネタバラシしようと思って声かけた(  ̄▽ ̄)」



佐「え~~...言ってよ~...っていうか気づかないわたしもわたしだ...」


ずっと誰かに似てるって...さっきまで嫉妬してたのに。


まさか、勝八だったなんて...しかも気づいた。


わたしは、誰かに似てるって思っていたのは勝八のことで、

それは...「勝八への好意がある」ということ...


勝「バイトいつ終わる?待ってるから一緒に帰ろうよ(^-^)」



佐「え?...あぁ...もうすぐ終わるけど...」


勝「 じゃあ 待ってる」



彼は店内に戻り、座って待っていた。



佐「お疲れ様でした。」


店員「おつかれさま~


ねぇねぇ!佐々城さん、あのイケメンと付き合ってるの?」


佐「え!?ち、違います!付き合ってません!」



店員「でも、彼 あなたのこと待ってるわよね?あれ」



見ると、勝八は こっちを見て笑って手を振ってきた。



店員「きゃーっ!イケメン!旦那に買ったバームクーヘンあの子にあげようかしら」



佐「さすがにそれは...」



もはや、ファン。


勝八は、確かに顔が整ってるし スタイル抜群

モデルみたいな容姿と、爽やかな笑顔対応...


先輩の観てる韓ドラに出てきそうな...



結局、バームクーヘンは半分多いからといただいてしまった...

あのイケメンくんと食べて♡ とニコニコの笑顔で




勝「おつかれ(^-^)

じゃあ、帰ろう!」


帰り道に、どうして、泣いてないのに勝八と会えるの?

って聞いてしまった。


佐「あ、いや ごめん!

いつも勝八に会える条件が、わたしが泣いたときだったから...

それに、時間止まってないし...」



勝「前にも言ったけど、俺は るいが泣いてても泣いてなくても会いに来る

って クリームつけた君に言いましたけど?」


誠実な思いを言いながらからかわれた...



佐「それは!忘れてー」


勝「えー?かわいかったけどな~」



本当にカップルだったら...

今よりももっと、

二人で居られる時間が増えるのかな?



佐「ありがとう 会いに来てくれて。


あ...いつもご来店ありがとうございます!」


勝「いえいえ(^-^)


よし、腹へったから 今日は俺がなんか作る!

食材買ってからるいの家行こうか」



佐「うん(^-^)  何にする?」


勝「うーん、鍋とかどう?今日ちょっと冷えるし」



今、時間が止まればいいのに...

勝八と話すのも一緒にいるのも

こんなにも嬉しくて、ドキドキして...


好き...



いつか、気持ちがまとまったら

伝えたい。


※これらに登場する人物やストーリーはフィクションです。

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