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闘気士「オーラバトラー」  作者: 月下澪
第2章 2人の門出 ーいざ魔法学園へ!ー
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第2章 出会い 「アカネ」

すっかり外は暗くなり

町の明かりがキラキラと灯っている

部屋に荷物を置き宿の外へ出る

目的は食事。

中央付近である現在地には沢山の飲食店がある


さて、何を食べようか…

水の町ということもあってか

ここは魚料理が多い。

不思議なものだ…川や海も無く、陸地であるのに

新鮮な魚が出回っているとは。

これもやはり魔法を使っているのだろうか


しかし、魚もやはり高額。

なんなら肉や野菜より高い

別に観光で来てる訳でもないから

ご当地料理を食べたい訳でもない


「うーん。悩むなー。俺は何でも食べれるから

別に安物でいいんだがなー」


「ではマスター。あそこなどいかがでしょう?」


霧華が指を指した方向

そこは酒場、木造で扉が枠に2枚付いてる

簡素なもの。


「お…おい。俺は酒など飲めんぞ…」

「ええ。私が飲みますので構いませんよ」

「はぁ…その酒代は誰が出すんだよ…」

「もちろんマスターですが?ぷっ。

酒場のマスターがマスターに…ぷぷっ」

「…」


まぁ、いいや。酒はともかく飯が食べれれば

それでいい。

断られたら別の所行けばいいし


扉を開け中へ入る

やはり男が中心で盛り上がっている

完全に俺達は浮いている

空いてる席を探していると

ここには似つかわしくない女性の姿。


燃えるような赤い髪…

タンクトップ姿でテーブルに両足を乗せ

ジョッキを持っていた

後ろの壁に立て掛けてあるのは

バトルアックス…かなりデカい

彼女は一人で、どこか淋しそうな…

そんな目でジョッキを眺めていた


そして俺には見えた。

彼女から発せられる凄まじい赤い闘気。

本人は気づいているのか?

それとも無自覚で発しているのか?

気になって仕方がない


「マスター…あれは…」

「ああ…間違いない…けどなー。先に飯食べたいなー」


とりあえず一旦見なかった事にしよう

と思っていたのだが

彼女と目が合ってしまった


「あん…?なんだぁてめぇ…何見てんだよ」


「おや…口の聞き方がなってませんね…

消し飛ばしますか?マスター?」


やめろよ…

なんでお前はすぐに消し飛ばしたがるんだよ…

それにお前が言うと洒落にならん。


「あ、ああ…すまない。つい君に見惚れてしまった

んだ」


「「はぁ?」」


2人同時に聞き返された

言葉のチョイス間違えたかもしれん

霧華なんて頬に青筋出てるし…マジ怖ぇ


ビキビキッ…!

(マスター…!私というものがありながら

どこの誰とも知れぬ女を口説き始めて…!

この女…!絶対消し飛ばしてやる…

マスターは…小金さんは私だけの人…!

その障害になるものは絶対に消してやる!)


「な…なんだよ、てめぇ酔っぱらってやがるのかっ…?

こんな所でナンパかよ?ぶっ飛ばされてぇのかよ…!」


彼女は強気で言い返しているが

顔を真っ赤にして、ジョッキが震えていた


「す、すまない。君の持つ闘気に見惚れてたんだよ」


スンッと彼女の表情が曇る


「てめぇ、ぶっ飛ばしてやるよ。恥かかせやがって!」


く…くそっ…わからん!


「ふむ…それはいい案ですね。是非とも一度

マスターをぶん殴ってあげて下さい」


「なんでだよ?!俺が悪いのかよ!」


「私というものがありながら、浮気をした罰ですね

ついでに、そのナンパ癖も叩き直してもらうと

良いかと」


浮気?!

俺とお前そもそも付き合ってないだろうが!


「ごちゃごちゃと!何言ってやがる!」


彼女はテーブルを蹴り飛ばし小金に殴りかかる


「あー!もう!飯食いに来ただけでなんで

こうなるんだよ!」


小金は彼女の右手を左手で掬いあげ

彼女の攻撃をかわす

勢いを利用して彼女を投げる


「!?」


「お、落ち着けよ!気分害したなら謝るよ!」


しかし、反撃したことにより彼女の怒りは

さらにヒートアップする


「てめぇ…タダで済むと思うなよ…!

ぶっ殺してやる!」


彼女は壁に立て掛けてあったバトルアックスを掴む…が

そこへ店主が現れた。


「お前達!これ以上暴れるなら衛兵に突き出すぞ!

喧嘩なら外でやれ!外で!」


「ちっ…!くそっ!おいてめぇ!」


「な…なんだよ…悪かったよ」


「この中央区の先に闘技場がある!

明日そこへ来やがれ!逃げんなよ!

絶対ぶっ殺してやる!」


あぁ…もう…なんかややこしくなってきた…

俺は女性に手を上げたくないのに

なんでこうなっちゃうかなー…



「くそぅ…追い出されてしまった」

ぐうぅ…と腹がなる。次を探さなくては

隣にはまだ機嫌の悪い霧華


「全く…マスターのそのナンパ癖。どうにかなりません

かね?せっかく食事にありつけるかと思ったのに

台無しではありませんか」


「わ…悪かったよ…霧華。つ、次の食堂も霧華

が決めていいしさ…許してくれよ」


「………わ、分かればいいのですよ

さあ、次に行きますよ」

(ご、ごめんなさい小金さん!違うのです!

貴方が悪いのではないのです!

こんな事、ホントは言いたくないのです!)


「ところでマスター」


「うん?どうしたよ霧華」


「明日、闘技場へ向かわれるのですか?」


「え、あー、うん…嫌だなぁ…行きたくないなぁ…

それに彼女の名前知らないし、闘技場で誰に会いに来た

とか分からないだろぉ…?」


全くどうしたものか…俺の悩みは尽きない

満天の星空を見つめて深くため息をつく。


「まぁ、ぶっちゃけ放置して良いかと。

それより、さぁ行きましょう!

私、お腹が空きましたよ!」


「霧華…お前ホントに凄い性格してるな…」


霧華に手を引かれ次の飲食店へと向かうのだった

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