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登場人物紹介その二

●賀茂光栄/生没:939~1015

挿絵(By みてみん)

晴明の師である賀茂保憲の息子。現在齢四十前で、昨年亡くなった父に暦道の継承を命ぜられた。

しかし、同時に兄弟子たる晴明が天文道を継承したことを不服として、常に彼を目の敵にしている。

実際彼は晴明に愛憎乱れる想いを抱いており、純粋に憎んでいるというわけでもない。


●源頼光/生没:954~1021

挿絵(By みてみん)

清和源氏の三代目である二十代前半になるお坊ちゃん。現在は検非違使として都の平安を守護する。

生真面目で冗談を素直にとってしまう極めて”いい子”である。

いつも父から命ぜられる使命(=試練)に走り回っておりとても忙しい。

でもそもそもが疲れ知らずで、術師に匹敵する戦闘能力を有するため、平安京の最高戦力の一人とみなされている。


●渡辺源次(=渡辺綱)/生没:953~1025

挿絵(By みてみん)

源頼光の親戚筋である兄貴分(齢は一つ上)。通称”源にい”。

源頼光からは”兄者”と呼ばれて慕われている、剣術の天才であり純粋な剣術においては源頼光すらしのぐ。

多少ガス欠が速いのが欠点ではあるが。それでも源頼光に次ぐ二番手の戦力である。

検非違使として弟分と都を守護し、何かと妖魔や鬼神の類に対し怒りを燃やす。


●百鬼丸/生没:不明

挿絵(By みてみん)

後の世で蘆屋道満の道摩府八大魔王に並べられる女鬼神。酒呑童子の娘。

極めて高潔かつ礼儀正しい女性であり、その気高さから本来憎むべき人に対しても礼を尽くして対応する。

生まれて間もない年若い鬼神ではあるが、そうとは思えないほどの凄まじく洗練された剣捌きを得意とし、かの達人”渡辺源次”の剣を抑え込むことすらできた。

さらには、生まれつきの炎の妖気を操り、様々な妖術を使いこなすため、大江山の鬼神群の中では上位に位置する戦力である。

その振るう刀は”無銘”。


●酒呑童子/生没:不明

挿絵(By みてみん)

後の世に源頼光と四天王に討たれるとされる大鬼神。

大江山最大最強の鬼神であり、その体躯は一丈三尺ほどもあるという。

同時に極めて高潔な精神を持つ頭領であり、鬼たちから”親父殿”――、人からも”大江山の大将”と呼ばれている。

人の都を”悪しきもの”とみなし、それを攻め滅ぼす準備をしているが、それが何を理由にしたものかは不明である。

そもそも、人そのものを憎んでいる節はなく、ある意味謎の多い存在である。


●茨木童子/生没:不明

挿絵(By みてみん)

酒呑童子配下の鬼神の一人。

着物によっては女性にすら見える美男子である年若き鬼神。

死んだ母を想って都で連続殺人を犯すが、蘆屋道満――そして渡辺源次に返り討ちにあいその時に左腕を失う。

百鬼丸に救われ諭されたことで、母の敵討ちを一時思い止まるが――、腕を切り落とした渡辺源次……そして、道満に対して並々ならぬ想いを抱くようになる。

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