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写真家。異世界を切り取る。  作者: はりまる
街の地図編
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9話

「ほぉー綺麗な絵じゃなぁ」


「おばあちゃん!写真ね!」


「変わらんじゃろて」


「でもさ…」


「いいですよ。それで、どうですか?」


「外観は大丈夫そうです」


「それではおすすめの道具を教えてください」


「今一番人気はこの鉄鍋ですかね」


「鉄鍋ですか…」


「薬草を煎じるのにも、料理にも武器にもなります!」


「薬草などは…」


「鉄鍋を買ってくだされば薬草もついてきます!」


「な、なるほど…それじゃ用意してもらっていいですか?」


「分かりました!」



「それじゃ実際薬草を煎じる姿を撮らせてもらいますね」


「分かりました」




「鍋と中身がわかるような感じで撮ってみましたけど」


「うん!大丈夫だと思います!」


「ほぉー…」


「これで大丈夫ですかね」


「ありがとうございます!金貨2枚で大丈夫ですかね?」


「大丈夫です」


「ちょっと待ってもらってもええかね」


「どうしたのおばあちゃん」


「わしと孫の写真とやらもお願いしてええかの」


「いいですけど…」


「どうしたのおばあちゃん?」


「こんなに綺麗な絵が描いてもらえるのなら冥土の土産にもなるだろう」


「冥土の土産って…」


「いつ死ぬかはわからないからね」


「わかりました。撮りましょう」



「ありがとうねぇ」


「これは私の趣味で撮ったのでお金は頂けません」



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