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写真家。異世界を切り取る。  作者: はりまる
街の地図編
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1話

風景を切り取る。その人の幸せの一瞬を切り取る。

そんな仕事をしていると飛行機に乗ることも多々ある。

飛行機で死亡する確率は0.00048%。自動車での死亡リスクは0.9%だという。

そんな確率の中、私は死んだ。

そうして今私は他の世界にいます。

神様から授かった能力:切り取り

親指と人差し指でカメラのポーズをする。

そして右目を瞬く。そうすると保存される。

左目を瞬くと現像される。どこから出てくるかは内緒だ。

両目で瞬くと…

「すごい…ここもいい景色だ…」

カメラのポーズで景色を撮る。

どんどん現像していく。上限は一切ない。

この世界には色々な景色があるらしいのだが、表す表現が乏しい。絵と言っても私がいた現代の絵とは程遠い。

私の仕事はそのような場所をきれいに切り取ること。

海に火山、氷山もある。

前いたところには無いような場所もありそうだ。

手書きされた地図に写真を貼っていく。

「最初はこの森から見ていこうかな」

鬱蒼とした森の中へ入っていく。

私の名前は緋真。

男の人っぽい名前に聞こえるけど正真正銘女である。

まさかの飛行機事故が起こった。

22歳。大学を出てすぐ海外各地の写真を撮って回っていたところの事故だった。

そんな事故を神様は不憫に思ったのか、死ぬ直前に他の世界へ転移させてくれた。

そして神様はスキルを与えてくださった。

他の世界から物を入れ込むことはできないらしい。

カメラなどは無いが、スキルのおかげで写真は取れる。

そうして最初に訪れた街に地図作りを提案された。

快諾し、その旅に私は出る。

そんなほのぼのとした物語。のはず。


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