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プロローグ ~『天寿をまっとうした主人公』~

短編版とはストーリーを変更して進める予定です。連載版も楽しんでいただければ嬉しいです

(私の人生もここまでですね……)


 商人として王国を発展させてきたシンシアは、齢八十を超え、その長い人生を老衰で終えようとしていた。


 壁一面が白で塗られ、薬品の匂いが漂う病室には、大勢の人が集まっている。王国を治める国王や大臣、帝国からは皇帝までもが足を運んでいた。


(商人としての務めを果たし、王国を発展させることができました。良き人生でした)


 臨終を見送りに来た見舞客の顔ぶれに視線を巡らせ、家族の姿を探す。息子のルドルフは、凛々しい顔に涙を浮かべている。大人になって泣く彼を見るのは初めてだった。


(ルドルフはしっかりしているから、きっとすぐに立ち直るはずです……)


 息子はシンシアの後を継いで、これからも商会を盛り立てていくだろう。


(唯一の心残りは……)


 ここにはいない孫娘のクラリスの存在だ。優しい娘だが、最近、ふさぎ込むようになり、自室に引きこもるようになったという。力になりたかったが、身体が動かせないシンシアにできることは何もない。


(クラリスを任せましたよ)


 ルドルフに目で訴えかけると、その視線に気づいたのか、彼は何度も首を縦に振る。安堵がシンシアの視界を白く染めていき、人生の終わりを迎えるのだった。


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○○○○○○○○○○○○○○執筆中!!○○○○○○○○○○○○○○
醜い私を救ってくれたのはモフモフでした
~聖女の結界が消えたと、婚約破棄した公爵が後悔してももう遅い。私は他国で王子から溺愛されます~
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
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