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女神との邂逅


    起きて────。


    起きて────。


 誰かが私を呼ぶ声が聞こえる


 目を開けると、白く何もない果てが見えないくらいに広い空間に丸まって寝ていた。


 顔を上げると、目の前にピンクがかった銀の髪の少女が微笑んでいた。


 『起きたのですね、私はアルテノーザン。あなた方の世界で言う女神です、手違いであなたはこちらに召喚されてしまいました。』


 どうやら、実家に戻る為に乗った深夜バスで事故があり、生き残るはずの窓際の座席にいた私と、死ぬはずだった隣の席の女性の命を取り違えて


   私の命が抜き取られ、私が死んだらしい。



 そんな私は加藤朱莉28歳会社員、親しい者は、あかりとかあかりんとか呼ぶ。一人暮らし歴は10年近くになり、休日は趣味の料理で簡単な平日用の作り置き作ったり、趣味のカメラであちこちを撮影しにまわっていた。


 今は6月で、梅雨明けを待つべく、ぼちぼちつけていた梅干しを、ベランダで日光浴させたかったなぁ……。



 今回のバスで死亡した数名がこちらに召喚される対象になったと言うのだ。その対象者である他の人間は早々と対象国に送られたらしい。というのも1人予定と違う私という人間を召喚したので、先に問題ないであろう人々を送り出してから事実確認に私を残したらしい。


 今までの体は最早存在しないらしく、新たな世界で体を見繕うそうだ。更に、今回のお詫びとして後日地球世界の座標を見つけ次第、地球のまだ死んでいると知られる前に、マンションに必要な物を取りに行かせてくれるらしい。


 女神はため息をつきながら、話を続けた。


 「今から向かう世界は、魔法と剣の世界、マールシャルル王国です。王国が召喚しているので皆様そちらに向かいましたが、貴方はそれとは異なる対象となります。ちょうどイキノイイ現地の女性が先程お亡くなりになりましたから、そちらに転生して頂きます。」


そう所謂乗り移れという事らしい。女神様、憑依に近くないですか?と聞いてもニッコリして否定しないのだ。


    女神さまその笑顔は怖いです〜


 もちろんただの人間ではすぐに死んでしまうので、望む力を三つ与えてくれると言うが、『もう間違いで死にたくない、魔法と剣の世界ならできれば弱々しい人間だとまた痛い思いをしてしまう、あちらの世界では死ににくくなるように、帰れないなら自力で生きていく力があれば嬉しい。』


 そう願うと『まかせてっ』と怪しさ満開の笑顔で請け負ってくれた。


 どうやら怪しさ満開の笑顔はチート能力を授けてくれたようだ、



女神曰く

【鑑定】をつけるわね


レベルは無限大。つまりなんでも鑑定可能よっ


【言語翻訳機能】もつけたわ


言語ならなんでも理解可能よっどんな種族とも喋れるわ。

でも魔物は無理よっ。



【アイテムボックス】もつけとくわねっ


無限大容量取り払い、時間停止機能付きよ。生きてるものは入らないが、植物はこれには当たらないわ。


【エアー】は創造魔法なの。


作ってみたから楽しんでみてっ


 空気の中にある魔力の源である魔素を動かして武器に具現化したり、詠唱しなくとも、頭で図形で捉える形を思い浮かべる事で全て具現化可能なの。


 通常は無色透明。


 色をつけたいときは錬金術で作成した色素薬を混ぜる事で色がつくの、自分で様々な色素薬を作る場合は錬金術を学ぶといいわ。また髪や目などもエアーでカラーリングできるはずよ。


 膜に色をつけて身に纏うと変装しやすいわよっ。


 足場にして、空中に飛んだり、簡易空間も作成可能よ。術者の魔力が続く限り空間は解けないけど、無意識下で詠唱永続可能なの。また範囲は無限大よっ』



 ひととおり説明を終えた女神は現地のお金もお詫びとして用意してくれた。


白金貨10枚(1枚1000万)

紅金貨10枚(1枚100万)

金貨10枚(1枚10万)

銀貨10枚(1枚1万)

鉄貨幣10枚(1枚1000円)

銅貨幣10枚(1枚100円)

らしい。多すぎませんか?と聞いてもニッコリと笑いお詫びにはまだまだ足りないわーと何故かキラキラした祝福を頭からふりかけられた。


 お金は即アイテムボックス行きにした。


 転移体は行儀見習いとして入ったばかりの男爵令嬢の体に入れられるらしい。その際に死ににくく多少は体を構築してくれるそうだ。(ちなみにそこの城に召喚されたバスの人達もいるとか)


 転移開始となり女神様がほほえみ手を振る姿から、だんだん姿が薄れ、ぼやけてゆくのであった。



誤字脱字は都度修正し、話のつながりがおかしい部分も直していってますので話内容に大幅な変更は無いです。追加ある際は活動報告に記載してきます。

試行錯誤で書いてます。基本は読書狂な自分が見たい世界を好き勝手に書き殴る一作品です。




   









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