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幻影道 第六巻   作者: Saki
32/45

「炎星研究所殲滅作戦・Aパート」 その3

 十分経過、そろそろ私も行かなくては。


「それじゃあ皆時間だから」


 私は子どもちゃん達に手を振りながら三階に行こうとしたらユカリちゃんに背中から抱き締しめられた。


「帰ってきてね」


 怯えた声、開放され私はユカリちゃんの方へ身体を向けると不安でいっぱいの小動物のような顔で私を見つめる。


「大丈夫、お姉さんは帰って来るからユカリちゃんも絶対帰ってきてね♪」


 ユカリちゃんを囲うように腕を背中に回して包んであげるとやはりまだ怯えている。


「っ!?」


 震える唇に私は唇を重ねて落ち着かせ、震える唇をこじ開けて可愛い口の中にある舌を舐め取るようにペロペロと舐める。


 ユカリちゃんは悦んでいる、幸せな空間を作り甘くてネットリしたキスを怯える心を落ち着かせるまで続けた。


「まぁ〜二人のお熱いキス、唾液がヌルヌル流れても続けるなんて素敵♪」


 私達だけの空間に女の子は赤面している、それに気付いたユカリちゃんはストップされちゃった。


「すすすすストップ!!!も、もう大丈夫だから!」


 ユカリちゃんは私を引き剥がすとまだ怯えておる様子だ。


「嘘吐かないの」


 私はもう一度急接近するとユカリちゃんは顔を真っ赤に染めて私を止めた。意外と恥ずかしがり屋さんなんだから。


「えへへ、ありがとうね」


 ユカリちゃんはそう言って震えが止まり、いつものユカリちゃんに戻ったかな?


「お姉さんならいつでも愛してあげるから戦いが終わったらまたしようね♪」


 ちょっと煽ってあげるとユカリちゃんはまたすぐに赤面する。本当に可愛い、この子の笑顔の為なら私は死んでもいい。私は欲張りだから生きてユカリちゃんと愛を育んでやる、私はユカリちゃんから離れて皆に笑顔で伝えた。


「ユカリちゃんをお願いね♪」


 私の言葉に皆反応が少し遅れて返ってきた、やっぱり子どもには刺激が強すぎるかな?


「ゆいゆい、行ってらっしゃい!絶対生きようね!」


 ユカリちゃんの激励に私は幸せいっぱいに笑顔で頷くと飛行魔法で翼を広げ三階へと侵入することにした。


☆★☆★ 研究所三階


 窓から叩き割って侵入すると目撃した奴が多数いたけど全員最速で死んでもらった☆


 前から思ってたけど何でこいつらが銃火器なんて近未来な武器を所持してるのかしら?


 この世界では地球みたいな軍事開発が計画されていないから炎星みたいな武器の鍛造と光星の共同開発区間内じゃないといけない禁止令も出されているのに誰が横流ししているのやら。


 私は三階に着くなり足元に違和感を感じた。


 床を見ると特に変哲のない光星から盗んだであろうフローリングだが何故か妙に“足音”が下に響いている気がする。


 まるで中が空洞になってるみたい、だが違う場所は足音が小さく何か意図があるのだろうか?


 イグニスの事だロクでもない事なんだろうがそれが引っ掛かる。これを家族に言ってもローグちゃんぐらいしか聞き入れてくれないだろうし一応連絡は入れようかな?


 取り敢えず私ほ雑魚をねじ伏せながらイグニスがいる場所を探すことにした。

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