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幻影道 第六巻   作者: Saki
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「戦争前の日常」その2

 先に屋上へ到着した私達は扉を開けるとそこから光が照らされ視線が遮られる、今年は近年より気温が低くめで晴れの日が長く続いた、そのお陰で喫茶店は新メニュー【スターシャーベット】が大人気だったな。


 発案者はプレアちゃんで夏限定で星型にカットされたマンゴーとパイナップルに夏みかんのシャーベットに飾り付けたデザートとセットとしてパッションフルーツを使ったお店看板のスムージーを売りに出した所で予想以上に売れたらしい。


 後は【夏に負けるな冷やメニューセット】の売上も好調だったかな?トマトをふんだんに使った冷やしパスタとレモンを添えたジンジャーエール、おまけのさくらんぼをよく頼む人が居て好評だったらしい。


 ゆいゆいはガッツリ系や汗を掻く料理の提案もあったけどサナエちゃんに却下された、理由は費用がかかる、換気扇あっても室内に匂いがこびりつく可能性あり、客層が若年層が多いため万人受けする物がいいと言っていた。


 私的にはどれも美味しそうだから反対はしなかったけどどうもサナエちゃんが許してくれないらしい、皆から“堅物”、“頑固者”とか呼ばれてるけど堅実に稼ぎを出してるからサナエちゃんは凄い女性だも思う。その分甘い物には目がないけどね。


「ふ〜やっぱり外は気持ちいいわね」


 弁当を地面に置くとサナエちゃんは気持ちよさそうに腕を伸ばした。


「そうだね、風も心地よくて涼しいね」

 

 そよ風が髪を靡かせのんびりと二人を待っているとサナエちゃんから変な質問をされた。


「そう言えばユイとは上手く行ってるの?」


 その問いに私は小首を傾げた、彼女をすっ飛ばして嫁になってるから実際どうなってるんだろう?


「………やっぱり生活とか変わるの?その………ユイは満足してるの?」


「う〜ん、元々傍に居たしびっくりする程変わってないかも、お嫁さんになっても立場が変わるわけでもないからね」

 

 私の回答に何やら口籠った感想を述べた、一体どうしたのかな?


「サナエちゃんは彼氏君とか作らないの?」


 私は思ったことを口に出すとサナエちゃんの表情は一気に真っ赤になった、この過剰反応は………居るね。


「ま、まだ復讐中だし………彼氏は募集中よ?」


「本当に?」


 うんと小さく嘘を吐く、サナエちゃんは好きな人がいるのに中々暴露してくれない、それほど奥手なのかそれとも()()()()()()でもあるのだろうか。


「そっか〜でもサナエちゃんならすぐ見つかるよ!」


 私の言葉にサナエちゃんはむすっとする。まだ言えないなら仕方ない、でもこれだけは確信している。


「知ったような口ね」


「だって可愛いもん♪」


 その言葉に対してまた赤面する、馴れてないからか可愛いと言われるとサナエちゃんは顔を真っ赤にするのが特徴だ。


「っるさい・・・バカ」


 バカと言われたので二人が来るまでに可愛い責めすることにした、サナエちゃんは最初こそ怒っていたけど後半は俯いてしまい反論すらしなくなっていった。

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