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幻影道 第六巻   作者: Saki
22/45

「変わる日常」その1

「いえ〜い盛り上がってる!?」


 軟禁生活最終日の月曜日、外に出てないとこれ程暇になるんだと知った私は絶望して一日中ユカリちゃんのチャットで暇と連打しているぐらい暇だ、その内飽きて筋トレし始めたものの寂しくて止めての繰り返しをして一日中退屈の日々を迎えていた。


 今日まで寝込んでいると突然玄関の扉からけたたましいくらいのノック音に半ば苛立ちながら出迎えるとそこには沢山の荷物を抱えたプレアちゃんとアスカちゃんがやって来た。


「まだお昼だよ?」


 別に盛り上がるどころかテンションガタ落ちしてる態度に二人はにこやかな笑顔で昼ご飯を誘ってきた。


 昼ご飯に担ぐ荷物があるとは一体??取り敢えず通すとプレアちゃんの背中の登山リュックみたいな物から機材を取り出した。


「ユイお姉様、本日のお昼は沢山食べて貰いますよ」


 アスカちゃんの気合の入りように私は何だか胸騒ぎがする。アスカちゃんの両手には沢山の具材、そしてそれはプレアちゃんにも・・・大人数で食べる物・・・嫌な予感しかしない。


リビングの窓とキッチンの窓を全開にされ、沢山の具材にアスカちゃんから手渡された料理項目。


「嘘でしょ?」


 今から大食いでも始めるかのような料理する項目に私は絶句した、一部抜粋させてもらうと。

【焼肉、お好み焼き、焼そば、鉄板焼き、思い出屋台セット、もんじゃ焼き、お菓子セット】


 これを作れと??というかそれ以上に料理があるのは気の所為?どう見てもたこ焼き機もセットされてるよ?私達のお家機材だらけだよ?


「よぉ〜し準備完了〜!!ユイつくろー!!」


 こんな馬鹿みたいな量一体誰が作るのか、完全に私ありきの料理じゃない、こんなの・・・


「はーい♪お姉さんに任せなさい!」


 子どもの為に私は人肌脱ぐしかない!!私は地獄の料理の蓋を開けてその中に飛び込むことにした。


☆★☆★ 一時間後


「焼肉全滅、お好み焼きともんじゃ焼きも全滅、鉄板焼き全滅、屋台セット全滅、お菓子セット全滅、ソーセージ盛り合わせ全滅、きのこ類全滅、レトルトカレー全滅、レンジで簡単ご飯のパック二ダース、口直しの柔らかゼリー二袋、酒推定十本とプレアちゃんのお腹どうなってるの?」


 焼いてる最中につまみ食い程度に食べてはいるけどプレアちゃんが殆んど食べてる。アスカちゃんもよくついて行けるね。


「肉屋で買った特上肉セットも完食!!腹八分じゃ収まらない〜♪」


 こんなに食べて腹八分なの?普段は我慢してるってこと?確かにプレアちゃんが買ってきた物全部美味しいけど全部キロ単位で食べてる事を忘れてない?


「先輩、この唐揚げも美味しいですよ!」


 アスカちゃんも幸せそうに食べてるけど私は一体何を見せられているんだろう?


「ユイももっと食べなよ〜酒と飲むとマジウマでマジヤバよ!?」


 プレアちゃんから盛られた更に唐揚げにアスカちゃんからスパイスと調味料を差し出される、私生きて帰ってこれるかな。


 突如始まった地獄の食事、作ってる時間の方が幸福度が高いけどプレアちゃん達が幸せなら私も喜んで尽力を尽くそう、あともう少しで終わるはずだからそれまで耐えることにした。

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