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幻影道 第六巻   作者: Saki
19/45

「何てことない日常」 その6

「ユイ―――― 大丈………は?」


 良い感じに仕上がってるかと思い詫びの意味を込めて好きなココアとクッキーを買ってきて帰ってみたら何故かマッサージチェアが破壊されて床には何科の残骸らしき物が散らばっていたのだ。


「ど、どうしようサナエちゃん、マッサージチェア壊しちゃった」


 先程まで赤面としていた顔とは一変して顔面蒼白のユイ、この事件のきっかけはユイが気持ち良くなってしまい後ろに仰け反ってしまい元々下に置いてあったパーティー用のクラッカーが仰け反ったタイミングで暴発してユイは敵だと勘違いして馬鹿力で腹を塞いでいたベルトを壊して縦にしようと蹴り飛ばした結果最早原型が留まっていないほど風穴が空いてしまったということらしい。


「あんたねぇ…………」


 元々殺し屋で施設にいた時から戦場で生き抜いていたのはいえ癖で物を壊すのは引いてしまう。ユイの手持ちにはナイフと暗殺に使う道具を持っていたから何事かと思えば湧き上がる怒りも呆れて意気消沈としてしまった。


「ご、ごめん………てっきりお姉さんを殺しに来たのかと思って………弾除けに蹴っ飛ばして………よく考えたらそこら変にクラッカー置いてあることを思い出して………」


 そもそも何故クラッカーが置いてあったのか恐らく家族を驚かせるために買ってきてそのまま放置していたんでしょう。それを銃声と聞き違えるなんて。


「八万円よこれ」


「うぐ、ユカリちゃんに怒られる………お姉さんある意味殺されちゃう」


 あんなエロい顔してた奴が今じゃ死を怯える人間の顔に変わるなんて驚きでしょうね、物は散乱してるしクラッカー全滅してるしユカリちゃんが見たら発狂するの間違いなし。


「仕方無いわ、正直に言いましょう」


 ユカリちゃんは今喫茶店で頑張ってるからメールを送ろうとしたら何故かデバイスを引ったくられた。


「あっ」


 ユイはそれを持って逃げようとしたら手が滑ったのか近くにある観葉植物 (分量間違えて水が並々に入った)植木鉢にインした。


「何やってんだこのウスラトンカチがぁぁぁぁぁ!!!!」


 私は怒りに任せてユイの腹に鉄拳制裁を食らわせた。余りの一撃に漫画みたいに端の壁まで殴り飛ばしてしまった。


「あいてて………お腹殴るの酷いな〜」


 だが何故か余裕そうに平気に立ち上がるので追撃にサバット打ち込むも簡単に回避する。


「ちょっと落ち着いて!!謝るから!」


「うるさい!!人が折角親切にしてやろうとしたのに奪った挙げ句デバイスを水に浸すなんて〜!!」


 是が非でも暴力を振ろうとするがユイは全て回避する、私の怒りは頂点に達して力任せに攻撃すると一瞬の隙間にユイは背後に回りまさかの頭突きを食らってしまった。


「もう〜少し落ち着いてよ!こんな所で暴れた余計にお姉さんが怒られるじゃない!?」


 後頭部からの一撃に視界がグルグル回る、手加減してくれたのだろうけどそれでも私を沈めるのに充分な威力だった。

  

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