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幻影道 第六巻   作者: Saki
17/45

「何てことない日常」 その4

「お邪魔するわよ〜」


 土曜日、何てことない日常は変わった。


 今日はユカリちゃんもノアちゃんもお仕事だからサナエちゃんを呼び出した。入ってきて早々抱きつかれると一気に赤面する家族のツンデレちゃん。


「アンタねぇ、来て早々ハグなんて犬じゃないんだから」


「お姉さんが抱き着くのは子どもか通り魔する時だけよ♪」


「前者だけにしなさいよ………」


 嫌いな人間程殺したくなっちゃうのよね〜大人なんて抱き着いたら動脈食い千切ってあげたくなるからね。


 私はいつもより増々の笑顔にサナエちゃんは引きつった顔をするが取り敢えずリビングに連れ込むことにした。


「あら、買ってたのね?」


 サナエちゃんはリビングの一番端にあるマッサージチェアを見つけると一声、結局次の日に届いたのに使う気が起きなくて置いただけの置物と化している。


「うん、意外と揉んでくれる箇所が多いから値段の割に仕事してくれそうなんだよね」 


「ふ〜ん、でもそれってバストアップも出来るわよね?」


 知ってて当然だけど一番関わりたくない部分に突っ込んできたね、この機械どこ情報かと思ったら元々アヤちゃんが【えちえちマッサージ】という百怪しい商品からピックアップされた代物で売れ行きが悪くて性能を変えて新しく安く買えるように全年齢まで下げた物がこれらしい。


 その情報をサナエちゃんに横流ししてユカリちゃんが買い求めた物なんだけど絶対良くわかってないよね。


「女性の気持ち良い部位のマッサージだって出来るらしいけど正直興味ないわね」


 それには同感とサナエちゃんも頷く、折角出し試しに座って見ると肘掛にマッサージする場所をボタン式で押すと赤いランプ点滅する。


「あっ、なら私にやらせなさいよ♪」


 選択を終えて決定を押そうとしたらサナエちゃんが悪びれた表情で選択をクリアして新たにボタンを押す。


「あれ、ちょっと待って何のボタンを――――― っ!?」


 ボタンを見ると時間は【一時間】、マッサージ箇所【肩】【胸】【尻】【足裏】、強度【強め】と何やら嫌な予感がする。


「あ、あの………サナエちゃん??」


 私は笑顔でサナエちゃんを見ると同じく笑顔で返してくれた。


「丁度良いじゃない?扱かれて疲れが取れるわよ?」


「あっ、いやそうじゃなくて………」


 サナエちゃんは最後まで話を聞かず勝手に決定ボタンを押すとお腹周りからシートベルトを着用された。


「ひゃう!?」


 なんかお尻に物凄い違和感があるんだけど!?


「あっ、ドーナツあるじゃない!?私の為に作ってくれたの!?」


 そうなんだけど!!なんか肩も強く揉まれて痛いのだけど!?サナエちゃん助けて!!


「なんかアームみたいなの出で来たよ!?」


 完全に胸だよね!?こんなもので揉まれたら胸が変形しそうだよ!?


「サナエちゃん!!サナエちゃん!!助けて!お腹いっぱいドーナツ作るからこれ外すの手伝って!!」


 女性的危機感を感じた私は助けてを連呼すると悪態吐きながらサナエちゃんは仕方なく来てくれた。


「ドーナツ、本当よね?」


 完全に私よりドーナツ優先しているサナエちゃん、私は高速で頷くとサナエちゃんは仕方無いと協力してくれることにはなった。

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