仮想通貨(暗号資産) 4/8
昔、伝説級のお店が大阪の靭公園にありました。ラ・ムレーナというイタリアンのリストランテです。もう、20年ぐらい前になりますでしょうか。あの頃はキッチンとホールのバランスとか全然考えずに調子に乗って美食と呼ばれるものをとりあえず求めていました。バイト代のほとんどを外食に使っていた気もします。
ラ・ムレーナには天才シェフがおられました。もう残念ながら亡くなられておられますが、小塚シェフという方です。天才というのは、良くも悪くも化けもん級のアイデンティティと付き合っていかないといけない方々だと私はちょっと思っていたりするんですけど、そのアイデンティティのベクトルが下を向くと自分も周りも非常にツラい状況になりやすいと思うのですが、上を向いたときに発揮されるその威力・・・とんでもないものがあります。今から料理のりょの字も知らない私が偉そうなことを言い始めますが、お許しください。小塚シェフの料理にはブレがありました。まずいという時はありません、最高のお皿の時が高い位置にありすぎて、ちょっとやそっとの高い位置のお皿が出てきても、“なんか普通やな”と思ってしまう。それほど最高の時のお皿が凄すぎました。クリスマスディナーの時に食べた鮟鱇のソテーが未だに忘れられません。あのとき、脳天を貫かれて夢中で身も骨もむしゃぶりつきました。あまりに美味しいものを食べてしまったとき、その余韻が一週間続いてしまうときがあります。食べ歩きが好きな方はそういう経験をされたことはないでしょうか。私はとても数少ないですが、ほんの数回だけあります。
料理の話はこれぐらいにして、暗号資産市場の話に戻ります。暗号資産市場にも株式市場と同じようにチャート分析には知識が必要です。ローソク足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足、上ひげ、下ひげあたりから始まって、三角保合いからの下抜け、上抜け、ダブルボトムに、フィボナッチ、一目均衡表にエリオット波動。まだまだまだまだあるんですけど、こういうのは知ってて当たり前。知ってても余裕で負ける、焼かれる。株式や暗号資産市場はそういう世界です。自分が買ったら価格が下がり、自分が売ったら爆上げ開始。そういう世界です。
だいたいのユーチューバーの方々も有名なコインとか、その日に急に暴騰したコインとかばっかり取りあげるんですね。そら、そのほうが再生回数は稼げますからユーチューバーとして当たり前の戦略です。でも、たまにずっと同じ人気のない草コインを取り上げ続けている人とかがおられまして、値段を下げているときとか地味ーな値動きで誰も取りあげないときでもちゃんと毎日解説をしてくれる人がいて、その人に毎日支えられていたこともありました。
ホールドし続けるって素人だけじゃなくて、プロの方々にもとても効果的だと言われているんですけど、一番難しいです。だって、隣のコインが30%急騰したとか、80%急騰したとか毎日のように見ていると、もうね、すぐ他に移りたくなっちゃう。じっと待つ、本当に難しい。




