視える人たちについて 9/10
・・・そしたら、何もなかった。あっち系の話なんてなーんにも。1ミリも1ミクロも。例え話で出版業界がどういう世界か教えてもらって、売れっ子作家ならではというのか、業界の裏話なんかも話してくださって、この世の物理世界っていうか、ビジネスの話オンリーで終わりました。マジでビジネス話オンリーです。帰ってから、出版業界の話の中に神様からの啓示は無かったか記憶を何度も辿りましたがやっぱり、ありませんでした。無い、どっこにも。うそでしょ? うそうそ、これはうそ。自称にも悟りを開いているサラリーマンですよ? そうそういないはずなのに、悟りのさの字も無かった。三人目の方の本はほとんどあの世や精神世界、スピリチュアル的な話ばかりなのに、僕にはそういう話が一個もありませんでした。思い知らされたのは、その三人目の方の経験値の高さからくる現実認識の高さ。生き馬の目を抜く業界の第一線で何度も修羅場を越えてきたであろうと思わせる言葉の重み。でも、あとあと分かってきましたよ。もしかしたら、僕は自分を正当化したいだけ、いや、間違いなくそうなんですけど、三人目の方が現実的な話しかしなかったのは、僕にそれが足りないと思ったからだと思います。三人目の方は、予約が取れたクライアント方をしばらく、別室で待たせます。その時にどうも、そのクライアントの守護霊(自分を守護してくれている魂)と打合せをして、一番ベストな話をクライアントにするっぽいです。さすがに四大聖人クラス・・・僕のアホな部分からむっちゃキモい部分まで何でも知っている僕の守護霊たちと事前に打合せされたとあっちゃ、本人の希望とは裏腹にクライアントに一番必要な言葉を浴びせることが可能です。しかし、会話は生きもの。その手口は会う前から分かっていたので、その牙城を崩すべく何度かあっち系、せめて東洋哲学系にもっていけないかと思って意図的に質問をぶつけたんですけど、その都度知らぬ存ぜぬでうまくかわされて終了。東洋哲学でもあっち系の老子にもっていこうと色気を出したのが失敗だったのかもしれない。せめて現実というか細々(こまごま)系の孔子にしておけばとか後悔したけどすでに遅し、タイムアップ。でも、一言だけ。一言だけ気になることを口をすべらせたようにおっしゃられました。




