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視える人たちについて 2/10

 二人目の方に初めてお会いしたあの頃は一人目の方にたまに会いに行っても、世間話だけで終わっちゃうので、いつもやきもきして帰っていたというか、あの世的な話をもっとしてほしいのに全然話してくれなくて物足りなかった。それで、お金を払ってもいいからということで、二人目の方に会いました。その日はめちゃくちゃ満たされましたね。知識を得て、推測していた部分の確認とかできましたし。例えば人生って、川のようである程度、自分の進む道というか方向が決まっていて、ただ川幅内には自由があって、毎日の選択を重ねていくことで、川幅内ではあるけれど生前あの世で自分が次の人生で目標とした到達点あるいはそれよりちょっと超えたところにいけるかどうか訊いたら、認識通りという回答をもらえたりとかそういうのですね。東洋哲学的なところでいうところの運命と宿命の違いを確認できて嬉しかったです。あとは自分が前の前世で東洋あたりで放浪的なお坊さんをやっていたと言われて、これはマジかどうか分からないですけど、人生の意味やあの世的なものにやたら興味を持ってしまい、なんとなく理解も早いと思っていたので、私の中では腑に落ちるものがありました。どっかに放浪したくなったり、誰かの相談に乗って助けてあげるのが好きなのはその名残りだとも言われました。そして、前世はプラプラひとりで自由に行動していたので、今世は苦手な組織に入って、組織というものを学ぶのが自分が今回の人生に与えた課題のようで、確かに自分が組織に馴染むのが下手くそだと思い当たる節がいくつもありました。もう会社が嫌にっていうかエンジニアの世界が、多くの人に気を使って生きて行かなきゃいけない世界が嫌になって別の業界に行こうとしましたが、面接に落ちてダメでした。もちろん、本気を出せば会社を辞めることなんて簡単です。でも、家族がすでにいましたので大好きな妻とちっちゃい娘にいらない心配や苦労をさせるなんて私にはできませんでした。多分、僕が苦手なエンジニアの世界に居続けなきゃいけないのは宿命的なもののようでした。いくらか抜け道を探しましたけど、軒並みその道が閉ざされちゃうので、自分で動かすことのできる運命の部分じゃないと気づき、あきらめてエンジニアの世界で生きて行くことにしました。仕方なく。

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