私は“父親不在の世代”です 5/6
娘たちとも難しいですよね。プリキュアをめっさ仲良く見てたのに、周りの友達たちがキモいから見ないと言い出したらすぐにキモいと言い始めて、結局プリキュアはひとりで見るハメに。初代はね、すごかったですよ、んでその流れでスプラッシュスターですよ。それがあまり振るわなかった。それでファイブ。結構シリアスな部分も入れつつで、タイプの違う女の子が5人も出てきちゃったもんだから、大人層が増えた(主にヲタ)。僕も何周したか覚えていないです。シリアスと言えば人気作のハートキャッチですよ。熱い展開とその逆に心解しまくるマリンがさらにヲタの心を打った。個人的に好きなのはスマイルとプリンセスですね。ヲタでもシリアスに疲れてきますから、日常ドタバタ系のスマイルはめっちゃ癒やされる。スマイルのあざとイエローはトップオブあざとイエローですしね。そして、プリンセスですよ。僕はプリンセスにプリキュアのひとつの完成形を見た。細かい表情やしぐさから感情を読み解く楽しさ、ヌルヌル動くバトルシーン、丁寧に紡がれていくストーリーと熱い展開。スカーレット役の沢城さんの演技に何回泣いたか。雑になりがちな最後も素晴らしい展開でラストもめっちゃ心が温かくなった。オススメです。
えー、何の話でしたっけ。ちょっと、読み返しますね。あー、子どもが親に求めるものでしたね。子どもと親の関係って時に希望ですけど、時に残酷ですよね。ある人の講演会へ行ったんですよ、誰か忘れてしまったんですけど、言っていたことはすごく覚えています。親から虐待を受けてきて大きくなった中学生ぐらいの子どもたちに向けてその人が「親との関係が世の中のすべてじゃないし、切っちゃってもいいんだよ」的なことを言ったんですね。そしたら、子どもたちはこう言ってきた、「それでも、俺らは父さんや母さんが好きだから」って。えぐられました。話を聞いただけなのに。以前、ニュースで三人ぐらいの小さな子どもを家に一ヶ月以上放ったらかして(育児放棄して)、家に戻ったらまだ子どもたちが生きていて、子どもたちは笑顔で母親を出迎えたというのを見ましたけど、母親はその光景を見てゾッとしたとニュースでは伝えていました。それも重なって今思い出しても、虐待をうけた子どもたちのことを想像すると胸をつき刺す思いがします。絶対に切れない鎖が見えた瞬間でした。そして、その鎖は自分にもついていることが分かりました。虐待を受けてきた子たちや私が持つ親に対する欲望は間違っていません。自然のものです。神様が人間の脳に埋め込んだファンクションです。決して逃げることのできない現実です。その欲望はマズローの欲求5段階説の4番目である承認欲かと思いきや、もう一番大切な食欲、睡眠欲、性欲と近いレベルと言っても良い気がします。ほっといたら、苦しさで潰されそうになる。ずっとうまく付き合っていかないといけない状態に絶望を感じるときもある。渇望が満たされないと異常な精神不安定で斃れそうになる。山崎豊子さんの有名な小説「華麗なる一族」はまさにこの辺のことも書かれていると思います。でも、未熟な父親と母親は小さくしか育っていないタンクに溜め込んだ少量の愛情を自分たちに与えるだけで精一杯。あるいは、自分の言葉が子どもたちにどれだけ影響を与えるかをあまりよく分かっていない。子どもたち自身のことを全然見ずに自分の価値観を押し付ける。一緒に学んでいかなければいけない相手、一緒に育っていかなければいけない相手であることを分かっていません。




