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私は“父親不在の世代”です 3/6

 PM理論の正式名称はパフォーマンス・メンテナンス理論っていうんですけど、理論の内容からパパ・ママ理論なんて呼ばれていたりもします。この理論について超かんたんに説明すると、この理論でつくられたモノサシを使うとその人が良いリーダーかどうかが分かってしまうというものです。点数化されちゃって、いともかんたんにその人のリーダー気質が裸にされちゃいます。そのリーダーが率いるチームが良い成績を残すかどうか分かってしまう(ネットで“PM理論 診断”と検索すれば簡単に自分の現在のリーダー力も診断できます。もちろんリーダー力は伸ばすこともできます)。三隅教授の途方もない検証結果から、この理論の正しさが証明されているので、そう簡単に(くつがえ)せません。神様が創った絶対的ルールのひとつと言ってもいいかもしれない。そのPM理論がなぜパパ・ママ理論と言われるのか。それは、リーダーにはパフォーマンスという部下に緊張感を与えてプロジェクトを前に進める力(父親的な力)とメンテナンスというチーム内の仲の良さを保ちメンバーを癒やす力(母親的な力)の両方が必要だというものだからです。パパの力が強いと人は疲弊してしまう。現在のおっさん優位社会の日本はまだまだこの傾向が強いですから、疲弊している人が多い。ではママの力が強いとどうなるかというと、仲良しクラブでは仕事自体をしなくなる人が出てきて生産性が下がります。人は結構成長したがりなので、優しさばっかりではつまらないと言う人も出てきます。このPM理論ひとつにしても、子どもというか人が父親と母親に対して求めるものが違うのが分かります。あと、ちゃんと本から知識を得てそれに沿って自分が成長すれば一人二役も可能です。父親だけの家庭でも母親だけの家庭でも子どもは問題ありません。むしろ、気づきを与えて唯一無二の力を与えられるかもしれない。この世では振るわなくても、あの世では大絶賛を受けるかもしれない。もちろん、一人二役は大変です。間違いなく、ところどころで頑張らないといけない。私は“頑張る”という言葉を安易に使うのが嫌いです。日本社会は現場や家庭でメンバーに頑張らせ過ぎの傾向が強い。疲弊する人が多い。いまだに(たお)れている人たちがいる。目の前の人が疲弊して本人の意志とは関係なく動けなくなってしまったら、あるいは動けなくなりそうになっていたら、その目の前の人を癒やすことに専念すべきです。その時、父親の厳しさは一欠片もいりません。

 でも、普段は父親の厳しさと母親の優しさを両方持って真ん中を心がける。私たちは人間程度なのでそれはできないんですけど、心がける。中庸(ちゅうよう)の理論は最強。ここでも適応が可能です。

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