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私は“父親不在の世代”です 2/6

 マズローの欲求5段階説の一番下は生きるための欲望、食欲とか睡眠欲とか性欲とか。それが満たされると次に安全、生活の安定を求める。争いが絶えない場所なんてほとんどのひとが住みたくない。ちょっと雨が降ったら川が氾濫(はんらん)しちゃうとかそういうところにも。あと定期的な収入がほしくなるとかそんなの。そして次の三番目に所属欲。家族を持ちたいとか会社みたいな集団に所属したいっていうやつですね。四番目に承認欲求。家族から認められたい、会社の中で一人前に見られたいとかそういう感じ。そして、最後は自己実現の欲求。この世で自分にしかできないことをして、周りに認められたいってやつですね。オリンピックでメダルを狙っているほとんどの人がこの欲求を満たしたい人たちだと思います。さらっと話したのでなんのこっちゃの人も多いと思いますけど、自己実現の欲求まで満たしているひとたちってほんとに(まれ)だと思います。自分の能力とかやりたいこととかキャラとか、それらを世間のニーズと一致させるって超ムズです。自分探し+市場調査の両面で攻めないといけない。あと、運とかも? 知らんけど。

 母親に求めるものと父親に求めるものは違うと言いましたが、それは東洋哲学系の本を読むと書いてあったりします。何の本に書いてあったか忘れました。超ごめんなさい。子どもは母親に愛情を求める傾向が強いですね。疲れた気持ちを癒やしてもらいたいとか、心のパワーを充電したいとかそういう感じです。だから、疲れたり(へこ)んでるときとか、子どもは母親を求める傾向にあります。他の家族の様子とか一緒に遊びに行ったときによく観察していましたけど、例外はあまり見られないですね。父親よりも母親に対してワガママなことを言う子が多かったです。逆にじゃあ、父親には何を求めるかと言うとリスペクトです。元気なとき、スポーツや勉強で結果を出したときは父親のほうに褒められたい気持ちが強い傾向にあります。そして、子どもたちはやたら父親の背中を見ます。教えてもいないのに見てくる、真似をしたがる。もしあなたにお子さんがおられるなら、子どもは母親と父親で求めているものが違うことは知っておいたほうが良いかと思います。これを知っているだけで、だいぶ子育ての質が上がってくると思います。ちなみ子どもが母親と父親で求めているものが違う話は日本で有名な社会心理学者の三隅二不二のPM理論に通じるものがあるので非常に面白いです。三隅二不二と書いて“みすみじふじ”とか“みすみじゆうじ”とか読むらしいです。へんてこな名前の上、読み方も二通りあるとかちょっとやべー。逆にカッコイイまである。人の名前をへんてことか言うたらアカンですね。僕の名前だって、ふつー過ぎておもんないとか言う人もいっぱいいるだろうから、他人のことは言えない。

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