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ここからはどうでもいい私の話ですけど、私は運が良くて、自分が今いる会社は経営層がすでに部署同士の横連携を増やすように指示を出してくれています。ただ、それだけでは組織は変わりません。その考え方を管理職から現場の担当者たちまで浸透させていかなければいけません。今は現場に「また社長たちが何か言ってる~」程度にしか考えていないひとが多いです。だから、私は近くの若手に相手チームが何を考えていて、どうやり取りすれば相手チームも嬉しいし、こっちのチームも嬉しくなるか具体的に見せています。プロジェクトマネジメントの世界でいうところのステークホルダーマネジメントの一環ですね。知識ばかりが先行しているひとが多いですけど、班間、課間、部間の横連携は一朝一夕にはいきません。それを若手に伝えています。おっさんたちにはあんまり言いません。人は年齢を重ねるにつれて自分の考えに凝り固まっていく傾向にありますので、同じパワーを使って誰かを教えるとしたら、素直な人たちが多い若手か私の考えに共感している人たちを選びます。そのほうが組織に熱を浸透させやすい。エネルギー効率がいいです。
サイロ化問題のいとこに大企業病なんかもありますので、興味のある人は勉強してみても良いと思います。僕は誰もが知るような大企業に七年ぐらい協力社員(派遣社員)として働いていた経験がありますが、そのときにそれは何度も目の当たりにしました。その企業では50年以上前から経営層が大企業病に成らないように仕組みを考え、文化を残し、書物も残されて社内サイト上でも見ることができるようになっていたにも関わらず、ほぼ誰も読みません。古臭い考えなんていまの時代に合わないと思っているとかたぶんそんな感じでしょうか。そういう人たちはなぜいまも千年以上前に書かれた“論語”にスポットライトがあたり続けているか分かっていません。せっかく昔の人が見つけてくれた脳みその傾向やこの世の絶対的ルールに触れるようなことが書いてあるのに、知らんぷり。もったいないお化けが出ちゃう。だから、読んだ人のほうが読んでいない人を知らずに出し抜いちゃって、人生をさらにうまく生きやすくなる部分もあるのかもしれません。知らないというのは弱いに直結しやすい。ルールを知らずにゲームをやっているようなもの。サッカーのルールを知らずにフィールドで無闇に走っているようなもの。この例は極端ですね。ちなみに、大きな会社の創業者は東洋哲学の四書五経を基礎にしてありがたーい本を残している人が多いですね。昭和の中頃までよくみんな読んでいたらしいです。アホな戦争をして、戦後に昔の良い文化まで日本人は捨てちゃったってよく言われているらしい。らしいです、私はその時代を生きていないので知らないですけど。




