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あなたを苦しめているものについて 1/3

 前提として魂というものを信じていないとちゃらんぽらんなことを言うてるようにしか聞こえないので、魂を信じていない方がこの先を読まれることをオススメいたしません。

 あと、私の年齢は40代、結婚していて娘が二人います。神戸でサラリーマンをやっていて年収は500万円程度です。何か日本一になれる能力もなく、会社ではまだ役職にもなれていないどころか若手社員がだいたい3年目になれるランクで止まっています。普通、私の年齢だともう一つ上のランクから役職者になろうとしていますので、私はその人たちより五、六年ぐらいは遅い位置にいます。つまり、平凡で惰弱で、時に変人。アニメや漫画の主人公が持っている、まぶしい純粋さや正義感もありません。そんな私の言葉に重みは無いです。言葉の重みはすごい人とか魅力のある人が言うから出てくると思うんですけど、残念ながら私の言葉はあなたの心には届きにくいということです。届きにくいどころか、存在すら感じたくないと思われるかもしれません。だって、そのへんのただのオッサンに心震わされるとか嫌じゃないですか。そんなん、僕だってそのへんのオッサンよりあやねるやかやのんに

「元気だして!」

 って言われりゃ、めちゃくちゃ元気でちゃいます。

 でも、聞いてください。私は世界のトップクラスのお坊さんたちよりこの世やあの世を含むこの世界についてよく分かっています。そこだけは自信を持って言えます。僕にも霊能力のひとつやふたつあれば、それが好きな方々の心に僕の言葉が届きやすくなるんですけど、残念ながら私に視るという力はありません。これっぽっちも鬼太郎みたいに髪の毛が逆立つこともありません。

 いまから書いていくことは怪文章になっていく気がします。あなたの貴重な時間を無駄な時間に変換していく可能性を無限に秘めた文章がこれからどんどん生まれそうです。ではこれから、世界の仕組みや人間について解説していきます。

 あなたを苦しめているもの。それはケンカ中の友達でも予定通りに進まないプロジェクトでも自分の期待する政治をしてくれない日本政府でもありません。あなたを苦しめているものは、当たり前のことですがあなたの身体、もっといえばあなたの“脳”です。他人の脳がツラいと思う出来事でも、自分の脳がツラいと思わなければ、あなたが苦しむことは本来ありません。

 脳は私たちがこの世で生きていくためのありとあらゆる機能を与えてくれています。空間や時間が理解できる機能。生命を維持するためにお腹がへったり、危険を察知してくれる防衛機能。脳は私たちが魂であることを忘れさせ、脳を含む身体こそ自分自身と思わせるようにしているのも脳の機能の一つだと思います。

 “差別”というものがあります。これは人間本来備わっている防衛本能の一つの行動だと私は考えています。世の中はまあカースト、カースト、カーストです。学校カースト、都内カースト、大学カースト、会社カースト、課カースト。常に脳は強い者と弱い者を嗅ぎ分けようとします。これは差別につながるから無くしたい人もいると思いますが、その根っこを消すことは脳の中から楽しいや悲しいという感情だけを完全消去することに等しく、不可能だと思います。ただし、現代に生きる人間はなんでもかんでも差別することが長い目で見てよくないことが分かってきているため、多くの差別をやめていこうという理性を意図的に働かせることで、本能的備わっている機能を抑えることができるようになっています。この理性という機能が人間を他の生物より有利に生きられるようにしている一方で、理性を使って“我慢”しなければならないことがまた自分自身を苦しめていたりしています。

 では、なぜ脳を含めた身体は自分自身を苦しめるようにできているのでしょうか。それは自分という存在に勉強させるためです。ではなぜ、自分自身に勉強をさせる必要があるのでしょうか。それは、本来の世界であるあの世にいる存在たちがそう仕向けているというか、神様がそう仕向けているからです。

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