表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

そうして、また


はじめまして。糞小説書きます。

なろうのシステムはよく分かりません申し訳ねぇ!


あ、こんな話かけたらな〜の思いつきで行動しました。


オチも大したものじゃないし、見る人を選ぶかなと思います…。



文才もアイディアも塵みたいなものですが、お暇ならどうぞ…。めちゃくちゃ喜びます!



どうして。なぜ。


頭に浮かぶのは無意味な疑問ばかり。

誰に問いかけているのかもわからない。強いて言うなれば、カミサマであろうか。


今まさに、そんなカミサマに見捨てられているけれど。


「巫山戯んな巫山戯んな巫山戯んな…!!」


単調な暴言が思わず口からこぼれる。

口から荒い息を吐き出しながら、走る。走る。走る。


フルで稼働している心臓の音がまるで耳元にあるかのようだ。


「、ぁっ」


途端、足が縺れてそのままの勢いで転ぶ。

土の味がする。

痛い。恐怖と酸欠から手足が震える。


近づいて、来る。

それは俺の命のタイムリミットでもあるし、すぐそこまで迫ってきている彼奴のことでもある。


「っは、くそっ…、」


精一杯に目前の奴を睨みつける。霞んだ視界では表情は読み取れないものの、その気の抜けた歩き方からは余裕がみてとれる。


「(最後の飯が泥とか、笑える…)」


笑えない。目には涙が張っていて、その幾つかはこぼれ落ちて服に染みを作っている。


ゆっくり、ゆっくり、近づいてくる。

まるで焦らすみたいに。

いっそ一思いにやってほしい。一瞬、いつかにみた映画のもう一思いに殺してくれぇ、なんて弱気な俳優の声を思い出し、口から声にならない息が出た。



彼奴…

"ーーーーー"が、こちらを見下ろしながら何かを懐から取り出したのが見えた。


きっと俺の命を刈り取るものだろう。小さなソレは、ナイフかはたまた劇薬か。自分の死因をきちんと見ておこうと観察しようとした矢先、




パン




とても軽い音が、まるで遠くから聞こえるみたいに響いた。

ああ、なるほど。




"今回"は拳銃みたいだ。





だんだん遠くなる意識に、彼奴の姿かたちをしっかりと目に焼き付ける。



忘れるな、忘れるな、忘れるな。





彼奴こそが、



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ