シュペッツェンさんの訓練
そのシュペッツェンさんの家での会話の後に本格的に属性魔術について教えてくれた。
まあ始めはガッツリ座学で理論とか補完して行くのだが、既に予想はしていたようなものだった。
魔術を使うのには魔素が必要で、魔素は自分の持っている容量がある。
魔術を使うのにはそれを使わなければならないということ。
属性の魔術はその属性の魔素を持っている必要がある。持っていない属性魔素もある。
大概得意属性はあって、その魔素の容量は大きい。
魔術は概念で精製、魔方陣は固定、常駐型に使うのが多い。
攻撃魔方陣も存在はするが、使い道は果たしてあるのか。
さて、シュペッツェンさんの訓練であるが、本に書かれた魔術は初級物であり、教えて貰うのは初級の派生と中級の物であった。もちろん全属性使えはした。
中級の物も全部使えるようになった。それまでの訓練期間はおおよそ半年、毎日シュペッツェンさんに教わった。
ここまでは土属性も含めてあったが、上級魔術の土属性はシュペッツェンさんは無理だったらしい。
上級魔術の全属性使用修了は1年かかった。コントロールがやはり難しい物だった。
そんな訳でシュペッツェンさんの訓練期間は終了。
年齢は未だに5歳前であった。