地下室その後
父親の迎えられた後に付近の人に挨拶回りをした。
付近とはいえども村の人口は少ないらしく、
シュペッツェンさんとライマンさんの2人だけにしか挨拶には行かなかった。
そのシュペッツェンさんもライマンさんもとんでもない人であるのは後々わかること…
自宅に戻ってもなぜかいつもと変わらぬ生活だった。
配慮かと思いきやそうでもなさそうだ。
両親は地下室に関して触れてこない。
しかし、魔術に関してだんだんと研究をしてみたくなってきた。
研究するのは土の魔術だ。
転生前に読んでいたラノベを鑑みて、
そう決めた。
魔素が重要なファクターならば地面にも魔素は宿っているはずだと考える。
そこで父親に聞いてみた。
「パパー。モンスターっているの?」
「いるよー。なんでそんなことを聞くのかな?」
「だって魔素とかあるんだったらモンスターとかいそうじゃん」
「そうかー。じゃあ賢いお前のためにいいことを教えてやろう。
村の外には出るなよ。モンスターを見たいんならシュペッツェンさんに聞くといい。あの人は魔術に関しては凄いからな。」
「へー。シュペッツェンさんって凄いんだねー(ようし。明日からシュペッツェンさんの家に行って魔術の練習をしよう。)」