転生したよ…
俺は間島昇。20歳だ。
親が裕福で望めばほとんど手に入れることはできる環境にあった。
そんな時に思うのは、
「何もないところで暮らしてみたい。」
大学の帰り道、いつも通り車に乗り、車を走らせる。
残念ながら、運転を誤り、事故。
死亡した。
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「ここはどこだ?」
一面白の世界にいる自分を確認した。
「もしや天国か。
ああ、車で事故ったんだったか。
全くもって俺は何をやっていたのか。
"聞こえるか〜い?"
急に声が聞こえた。
「なんだ?」
"お。聞こえたね。
君、異世界への転生ができるんよー。
できるだけ望む条件を言ってみー。
可能な範囲で叶えるよー"
そんな好条件があるのは初めてかもな。
望むのは何もないところだな。
ただ、これまで読んできたラノベを考えて、魔術も欲しい。
これだけあればまあ困ることはないだろ。
人生のやり直しをしたいから出生から始まりがいい。
そう声に出さずに考えていたところ、
頃合いを見計らったかのように、
"まとまったかな?"
声が聞こえた。
「ああ。基本何もないところがいい。
魔術あり。
赤ん坊で生まれてくるという条件を望む!」
"ふーん。ちょいとまってー。
.........あったよー。
よかったねー
んじゃ補足説明は特にないから頑張ってねー。
バイバイ。"
そう声が言ったら意識が暗転した。