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第五十九作目「僧侶の宗教問答」
勇者が僧侶と宗教について論じている。
「俺は世界中を旅したが神はいない。死んだ事もあるが死後の世界もない」
僧侶は可笑しくてなってつい笑ってしまった。
「そんなこと子供でも分かります。嘘でも信じる事で気が休まるならそれでいい。教えとは生きる人間の為にある。」
勇者は自らを恥じた。
【一言メモ】
この僧侶が歳をとって死の恐怖から教えを拝金主義に歪めて勇者が悲しみながら始末するとか、ね!美しいですね!
正義の為に魔物を倒すのは何も感じないと思うんですけど悪人、善人、仲間と近づいて行くうちに苦しくなっていってその時に感じる葛藤は人間らしく美しいものだと思います!(°▽°)




