無尽の騎士の或る話
箒星『聖杯』。
それは魔素、すなわち未知なる現象を引き起こす不可思議を異常に秘めていた。
魔素は箒星の光に乗ってこの星に降り注ぎ、壮絶な環境変動をもたらすことだろう。
かくして人は『りゅう』を造った。
この星を毒してしまうであろう魔素を破壊する存在として。
しかし魔素が根絶されることはなかった。
世界は、少しずつ、着実に、変貌していった。
c100土曜O-43b
「竜星書誌 古今東西ある日の出来事」にて収録
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