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秘密文学の部屋 発禁本の世界 路地裏の古本屋にあった棚ざらしの古い、、、奇にして、、偏なる、、性書たちよ。  増補改訂版

作者: 舜風人

〇序説



今からそれはもうずっと以前の、、、


とある地方の,町の、、、路地裏の古本屋の棚ざらしの雑多な古本たちの思い出がふとよみがえる、、、。


その古本屋は街の路地の奥のひっそりとした外れにあったっけ、、、。



そこはあの独特の古本のかび臭いというのか、、


古本独特のあの古い紙のにおいに満たされて、、、


当時私は世界と人生の謎を解明しようと魔法や神秘学

仏教、インド哲学などに凝っていて

そういう本が  けっこうこういう街裏の古本屋にひっそりと見捨てられて、、埋もれているということが多いので

こういう古本屋巡りをつづけていたのである、

そこでは大陸書房のオカルト本とか

たま出版の心霊ものとかに巡り合っていたのでした。


そしてまた、、そういう古本屋には当時

以下のようないわゆるエロ本が結構並んでいたものでした。



その古本屋の手連れた書棚には古い漫画雑誌や、古い世界文学全集に交じって、、、


こんな性書?たちが雑然と並べられていたっけ、


私は範囲外でありましたがパラパラとめくっているうちに知識も増えたということです

だがそれ以上の関心も興味もありません。

私が求めていたのは

たとえばドイツ神秘主義の古書であり

中世の魔法書の翻訳でありドイツロマン派の古い戦前の邦訳書であり

エロ本求めて古本屋巡りしていたわけでなんかないからです。











☆秘密文学の部屋  ブックリスト



風俗の歴史 カラー版 フックス  全9巻  1966年 昭和39年


相対会研究報告  銀座書館 復刻版

  ☆目次

  忘れ難き二十二才の娘 

  あの女

  赤い帽子の女

  避難小屋の夜

  琴を弾いた娘

 三美人の一人

 恋から住替えへ

 断髪の未亡人

 尼寺の客

 三味を抱く二人

 るつぼはたぎる


 

カザノヴァ回想録  河出書房  全6巻


わが秘密の生涯   作者不詳  全12冊





浪速書房    愛の世界文学シリーズ 1966年 昭和40年  

『Xにたいする逮捕状』 フィリップ・マクドナルド(Philip MacDonald) (ナニワ・ブックス)

『Xにたいする逮捕状』 フィリップ・マクドナルド(Philip MacDonald) (ミステリーbooks)

『このまま眠りたいの』 マーカス・ヴァン=ヘラー(Marcus Van-Heller)

『肉体の戦車』 マルコム・ネスビット(Malcolm Nesbit)

『戯れた寝室』 ジョン・ミル(John Mill)

『白い太股』 フランシス・レンゲル(Frances Lengel)

『ロバート・フラー全集1』 ロバート・フラー(Robert Fuller)

『ロバート・フラー全集2』 ロバート・フラー(Robert Fuller)

『ロバート・フラー全集3』 ロバート・フラー(Robert Fuller)


1966(昭和41)


『レンズの中の裸像』 トーマス・ビーチャム(Thomas Beecham)

『若いアダム』 フランシス・レンゲル(Frances Lengel)

『失われた愛』 レスティフ・ブレトン(L. Breton)

『お嬢様お気をつけ遊ばせ』 セシル・バー(Sesil Bar)

『キャンディ』 マックスウェル・ケントン(Maxwell Kenton)

『流転の女体』 マリー・テレーゼ(Marie Therese)

『好色夫人と未亡人』 アクバル・デル・ピンボ(Akbar der Pinbo)

『涙の女体』 ウイリアム・ハードレス(William Hardress)

『大人のお遊び』 ウイリアム・ピアンソン(William Pianson)

『秘密女教師』 アルフォンス・ボーテ(Alphonse Bode)


1967(昭和42)


『秘密デート』 レステイフ・ブレトン(L. Breton)

『処女非情』 ピーター・オニール(Peter O'Neill)

『夜を待つ肌』 ウイリヤム・バローズ(William Burroughs)

『裸女のいけにえ』 ルース・レス(Ruth Less)

『セックスで愛して』 アンジェラ・ピアンソン(Angela Pianson)

『処女特急』 グレゴリー・ヨルソー(Gregory Jorthor)

『好色神父と処女たち』 B・ファーナント(B. Furnant)

『妻の朝帰り』 シンジャー・ロビン(Ginger Robin)

『バルカン戦争』 ウィルヘルム・マイテル(Wilhelm Meiter)

『デカメロン』 ジョバンニ・ボッカチオ(Giovanni Boccaccio)

『肉体の戦車』 マルコム・ネスビット(Malcolm Nesbit)

『聊斎志異』 蒲松齢(Pu Song ling)

『カザノバ情史』 ジャック・カザノバ(Giacomo Girolamo Casanova de Seingalt)


1968(昭和43)


『ヘレン愛の遍歴』 フランシス・レンゲル(Frances Lengel)

『生と愛』 フランク・ハリス(Frank Harris)

『ローレ』 ワッテン・リヒター(Watten Richter)

『ポーリン』 アウグスト・プリンツ(August Prints)

『好色夫人と未亡人』 アクバル・デル・ピンボ(Akbar der Pinbo)

『誘拐』 マーカス・ヴァン=ヘラー(Marcus Van-Heller)

『青髯』 ドラモンド・ラ・ディユ判事(Dramund la Dieux)

『流された裸女』 フランシス・レンゲル(Frances Lengel)

『禁欲の愛』 L・H・ウォーカー(L.H. Walker)

『淫虐な光景』 マーカス・ヴァン=ヘラー(Marcus Van-Heller)

『アフロディットとアフロディット画集』 ピェール・ルイス(Pierre Louys)

『楽しき愛の物語』 ロバート・デスモンド(Robert Desmond)

『自由なセックス』 ドン・リーヴィ(Don Leevy)

『性に狂う人々』 アイナス・ホープ(Einous Houpe)

『オー嬢の物語』 ポアリイヌ・レアージュ(Pauline Réage)

『白い太腿』 フランシス・レンゲル(Frances Lengel)

『貴族の好色日記』 ヘンリー・ジョーンズ(Henry Jones)

『裸女と人形』 ジョン・ミル(John Mill)

『愛とは全裸のことか』 アウグスト・プリンツ(August Prints)


1969(昭和44)


『女と女の結婚』 セシル・バー(Sesil Bar)

『男の血を狂わす妖女』 ロバート・エステ(Robert Este)

『肉の戦車』 マルコム・ネスビット(Malcolm Nesbit)

『フリーラブ・グループ』 ロジャー・ブレイク(Roger Blake)

『セックス・アピール』 ステフィン・ファーマー(Stephen Farmer)

『キンゼイ博士との対話』 スチュワート・リー(Stewart Lee)&ジャニー・リー(Janny Lee)

『淑女と裸像』 アイナス・ホープ(Einous Houpe)

『チャタレー夫人の恋人』 D・H・ローレンス(D. H. Lawrence)

『性愛国の素顔』 チャールス・ブディビル(Charles Budeville)

『全裸の青春』 クリスチーネ・ヨハソン(Kristine Johanson)

『欲望の遺言書』 P・アーノルドソン(P. Arnoldson)

『X27号の性生活』 マタ・ハリ(Mata Hari)

『グルシェンカ』 アレキサンダー・ソコロフスキー(Alexander Sokolovskii)

『ガミアニ』 アルフレッド・ド・ミュッセ(Alfred de Musset)


1970(昭和45)


『マタ・ハリ』 マタ・ハリ(Mata Hari) (エロチック・アクション双書)

『肉体の夜明け』 B・ファーナント(B. Farnant)

『赤裸々なアルバム』 トーマス・ピーチャム(Thomas Peachum)

『寝室からの招待状』 ジョン・ミル(John Mill)

『奇妙な夫婦』 セシル・バー(Sesil Bar)

『スワップ時代』 ジョージ・マーシャル(George Marshall)

『夫婦交換』 ローラ・デュシャン(Laure Du Champs)

『性のため息』 レスティフ・ブレトン(L. Breton)

『愛戯の闘争』 ドン・リーヴィ(Don Leevy)

『淫蕩な日々』 L・H・ウォーカー(L.H. Walker)

『人肉市場』 ホセ・ヒルベルト・デノージャン(Jose Gilberto Denogean)

『ジャンヌ・ダークの秘密』 ピーター・カント(Peter Kanto)

『エマニエル夫人』 エマニエル・アルサン(Emmanuelle Arsan)

『セックス・フレンド』 ロジャー・ブレイク(Roger Blake)

『性狂乱のローマ娘』 シーザ・ペトロニウス(Petronius Arbiter)






わが生と愛    フランクハリス  


聊斎志異   修道社版  全6巻  昭和36年




世界艶笑文庫  紫書房  全20巻 昭和26~27年刊行


匂える園

情婦ヒル

変態性欲心理

ガミアニ

秘話バルカン戦争

ふろっしい

中国性史

ローレ

女色事師

イボンヌ

閨房哲学

艶説楊貴妃

船長夜話

ジュリエット

印度のビーナス

真情春雨衣

風流淫婦伝

品花宝鑑





河出文庫  相対会 シリーズ


      赤い帽子の女   伝 芥川龍之介作

      田原安江

      忘れ難き二十二歳の娘



世界セクシー文学全集



新流社より昭和35〜36年に発行された、世界の性文学を集めた、全10巻・別巻3巻の全集。



1巻「O嬢の物語」ポアリイヌ・レアージュ

2巻「カテリーナ二世」Z.マゾッホ 小野武雄訳

3巻「ソドムの百二十日」マルキ・ド・サド

4巻「中国でかめろん」

5巻「コカイン(麻薬)」ピティグリリ 岩崎純孝訳 

6巻「七曜妃物語」ニザーミ 小野武雄訳 

7巻「パリのどん底」マリイ・ショワジイ 高橋邦太郎訳

8巻「アラビアの夜ばなし」(アラビアンナイト)大場正史訳編

9巻「ブラック・ブック」ロレンス・ダレル 福田陸太郎訳

10巻「静かな日の情事」ヘンリー・ミラー 村上啓夫訳

別巻「性典シリーズ1・色道禁秘抄」小林啓善・石原巖徹訳

別巻「薫園と愛壇」巻正平・大場正史訳

別巻「性技の原典」(カーマスートラとラテイラハスヤが収録)




千一夜物語   バートン版  全8巻


高橋鉄  河出文庫―高橋鉄コレクション  あるすあまとりあ



城市郎  発禁本・秘本・珍本--城市郎コレクション (河出i文庫)



性の発禁本1 城市郎 著




『乱れ雲』

『四畳半襖の下張』

『腕くらべ』贋作秘本『続・腕くらべ』

『江戸城大奥秘蔵考』

『フロッシー』『バルカン戦争』

『ウイーンの裸体倶楽部』『イヴォンヌ』

『蚤の自叙伝』『談性』ほか

『セックサス』

『猥褻廃語辞彙』ほか

『人間研究』

『責の話』

『凸』『凹』ほか

対談 消えなば消えん発禁本譚(吉行淳之介;城市郎)



性の発禁本2  城市郎 著



『おいらん』(伝・平井蒼太)

『赤い帽子の女』(伝・芥川龍之介)

『未亡人』(伝・石角春之助)

『るづぼはたぎる』(伝・某有名作家)

『聖書』(著者不詳)

『志とり古』(梅原北明)

『日本性語大辞典』(桃源堂主人)『世界艶語辞典』(佐藤紅霞)〔ほか〕



性の発禁本3  城市郎 著

処女を失った時(紅雨山人)

私の処女を失ふ時(フンメル女史)

性の告白と実演(日本未央生)

不如帰

壇の浦夜合戦記(伝・頼山陽)

淫乱志賀暁子(好木逸太郎)

歌集秘帳(湯浅真沙子)

EROS(ラルフ・ギンズバーグ編)

H大佐夫人(北川千代三)

有楽町夜景(伝・田村泰次郎)

セックス・パーティー(朝吹あおい)

夜のもだえ(伊吹麻子)

紋蝶四郎欲望帖(松浦健郎)

ふたりのラブジュース(山寺和正)

若い樹液(野川浩)






サド選集  澁澤龍彦  全7冊


     新ジュスチーヌ

     恋の罪

     閨房哲学 

     食人国旅行記 

     悪徳の栄え

     ソドム120日



ロシア皇女の秘密日記  カツンバ・パシャ



浪花書房 世界秘密文学選書

     世界秘密文学選書シリーズ  全53巻+別巻4巻 浪速書房 1967年

     清水正二郎(胡桃沢耕司編者)


『世界秘密文学選書シリーズ』全53巻+別巻4巻 浪速書房 1967年


「裸踊りの娼婦」ミッキー・ダイクス

「キャンディ」マックスウェル・ケントン

「行け情痴の国へ」トーマス・ピーチャム

「情欲の位置」 コルテス・ランド

「甘いスカート」 アクバル・デル・ピンボ

「パリーの娼婦たち」 エズラ・ド・リシャルノウ

「夢中になる女」 セシル・バー

「女だけができること」 ハリエット・ダイムラー

「素晴らしきかな女性」 ハネット女史

「見つめないでね」 トーマス・ピーチャム

「愛の海上教育」 フランシス・レンゲル

「九つの裸身」 ジョルジェネ・チョーサ

「南海の情怨」 フランシス・レンゲル

「見つめないでね」 トーマス・ビーチャム

「愛の疼き」 ステフィン・ファーマー

「あれ?」 ステフィン・ハンマー

「鞭打学校」 セシル・バー

「レンズの中の裸像」 トーマス・ビーチャム

「ドルに鍛えられる女」 ステファン・ハーマー

「珍約オデッセイ」 ホーマーの子孫・編

「お嬢様お気をつけ遊ばせ」 セシル・バー

「女学校の模範校長」 アルフォンス・ボーテ

「飴ン棒ちゃん」 マックスウェル・ケントン

「淫蕩な組織 ―誘拐第1部」 ハリエット・ダイムラー

「O嬢の物語1」 ポーリーヌ・レアージュ

「O嬢の物語2」 同上

「戦火に哭く女」 ウィルヘルム博士

「柔肌は」 ウィルフレッド・ドレーク

「誰がポーラを犯したか」アクバル・デル・ピンボ

「私との愛の喜び」ウィリー・バロン

「涙の女体」ウィリアム・ハードレス

「肉欲の系図」P・アーノルドソン

「女体への復讐」B・サークル

「好色僧正」L・H・ウォーカー

「行け情痴の国へ」 トーマス・ピーチャム

「肉欲の掟」 ジンジャー・ロビン

「女だけができること」 ハリエット・ダイムラー

「女体のX・Y・Z」 サパー(フルネーム表記なし)

「お昼のお遊び」 ウィリアム・ピアンソン

「アメリカ女体特急」 グレゴリー・ユルソン

「ローレ」 ワッテン・リヒター

「ポーリン」 アウグスト・プリンツ

「秘密教師」 ユージン・アポリネール

「このまゝ眠りたいの」 マーカス・ヴァン=ヘラー

「愛の海上教育」 フランシス・レンゲル

「パリーの娼婦たち」 ニコラス・カッター

「私はオンリーなの」 マリ・テレーゼ

「若いアダム」 フランシス・レンゲル

「天国と地獄と娼婦」 ロバート・デスモンド

「裸のランチ」 ミッキー・ダイクス

「パリーの小部屋」 エズラ・ド・リシャルト

「放蕩殿下物語」 ユージン・アポリネール

「快楽主義者の手記」 ロバート・デズモンド

「私と遊んでよ」 ウィリー・バロン

「戦火に哭く女」 ウィルヘルム・マイテル

「肉体の戦車」 マルコム・ネスビット

「白い太腿」 フランシス・レンゲル





梅原北明   秘儀指南    http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439845



土屋英明   一片情



駒田信二   杏花天   肉蒲団



丸木砂土   好色な独逸女


作者不詳   淫蕩な印度娘



富士見ロマン文庫  全200冊 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E6%96%87%E5%BA%AB




人間の文学シリーズ  全30冊  

https://ameqlist.com/0ka/kawade/ningen2.htm



そして、、、


店の奥の土間には大きな段ボール箱に

破れかかった「カストリ雑誌」が雑然と、、積まれて、、



その蔭には、、ビニールカバーで覆われた「ビニ本」がひっそりとあったっけ、、、



更に、、書棚の一角の文庫本専用の書架にはこんな本たちが、、、


艶婦伝  新潮文庫


風流滑稽譚 バルザック  新潮文庫




以下角川文庫です


悪徳の栄え  サド  角川文庫


1万1千本の鞭    角川文庫  アポリネール


ビリチスの歌    角川文庫


ファニーヒル   ジョン・クレランド


ファニーヒルの娘(上記作品の続編です)     ジョン・クレランド


若きドン・ジュアンの冒険             アポリネール


ラジオナメンティ 女のおしゃべり  / ピエトロ・アレティーノ 

デカメロンと双璧をなすポルノの幻の書


カーマスートラ


以上角川文庫でした。





短歌・俳句コーナーにはこんな本も、、、



歌集 秘帳  湯浅真沙子


灯を消して二人抱くときわが手もて握るたまくき太く逞し

握りしめわがほどのへに當てがひて入るればすべてを忘れぬるかな

わらい繪をながめつつ二人その型をせんとおもへど出來ぬ可笑しさ



指環   鈴木しづ子


    欲るこころ手袋の指器に触るる

    まぐはひのしづかなるあめ居とりまく

    ダンサーになろか凍夜の駅間歩く

    コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ

    夏みかん酢つぱしいまさら純潔など



※以上の性書(聖書?)の、個々についてもっと詳しく知りたいなどというそんな奇特な方が


まずいないとは思いますが、、もしも、いらっしゃったら


僭越ながら、ネット検索等でご自分でお調べくださいませ。




そうすれば、、もしかしたら、とんでもないような


今まで見たことも聞いたこともないような?異次元の異空間の新発見?があるやもしれませんよ。
















☆後書きのようなもの?




その古本屋は地方都市の町中の、、細い路地を入ったところにあった、

建物の作りも昭和そのもので、かなり古めかしい。

もしかしたら?

以前は「貸本屋」をやっていたのかもしれない

そんな風情の感じられる古本屋なのだ。


もちろん私が行った頃はもうそんな貸本屋の時代はとっくに過ぎていたから

古本屋専業だったのだが。


店に入ると木製の本棚に所狭しと古本が並べられている、

ざっと見てもはっきり言っていわゆる値の張るような「古書」の類は皆無だ。

そりゃあそうだろ

こんな田舎町では、それこそ雑多な本を並べて売るしかないだろう。

古い少年漫画雑誌「おもしろクラブ」「少年」「漫画王」、、、、、。

古びた、、世界文学全集  

日本名作文学全集、。

売れそうもない詩集や歌集もあった。


誰が買うんだろう?地方史、郷土史の分厚い古本も、

そして戦前~戦後の文庫本がぎっしりと、春陽堂文庫 改造社文庫、絶版岩波文庫、



さて店の奥には、、銭湯の番台のような座があってそこに店主がちゃんちゃんこなんか羽織って座っているのだ。

私は週に一回ほどは来てるから店主もちらと見ただけで

あとはまあ無視?といった感じ。

私はかび臭い本のにおいの中狭い

書棚の列を背表紙を見ながらゆっくりと歩くのだ。


私の目当てはドイツロマン派の古い「邦訳書とか、

神秘哲学関係

魔法

呪術

仏教インド哲学関係などの埋もれた古本探しであり


上記のようなH本探しに来ていたわけではないが

並んでいるので手に取ったりパラパラと見たりで知識が増えていったというそんな程度です。

それ以上の関心もありません。


路地裏の昭和古書店には


上記のような性書が書棚の一角に、ひっそりと並んでいたのである。

そのころ、、、

まだレンタルHビデオもなく

DVDなんてさらにありえないし、

もちろんユーチューブもネットもない

H系のものと言ったら

こうしたいわゆるエロ本しかなかったのだ。


どこの古本屋にもこうしたH本?がいっぱい

並べてあったものさ。



今ではもうこんなH本なんか誰も見向きもしないだろうし


ほかにいくらでもあるから、、、。


というか、、、それ以前の問題として

こういうエロ本どころか、

本を読むということすらもう時代遅れ?ですからね?

「読書」、、というのが死語?になりつつあるのです。


今現在

誰が「世界名作文学全集」なんて読みますか?

バルザック トルストイ、ゲーテ、ディケンズ、スタンダール、

そんなもん誰も読みもしませんよね?


時代は変わりました、

むかしは

こんな名作文学本が売れたときもあったんですよ。


いま?

全く売れません。


ましてや、、こんなH本など誰も買いません。見向きもしません。


たとえば、、仮に、、、今現在


『世界秘密文学選書シリーズ』全53巻

、、、、なんてのを、

再刊、復刊したとして、、


誰が買いますか?


というか全く売れませんよね。


時代が変わったのです

今ではもうそんな物、誰も買わないのです。見向きもしません。


そうです


そうして

私が毎週行っていたこの

あの路地裏の古本屋さんも

もうだいぶ以前に

とっくに、廃業して閉店していたのです。



そう


今はもうそんな古本屋、


路地裏にひっそりたたずむ

いかがわしい?H本を並べて売るような


そんな、、町の古本屋なんて


もうどこにも、ないのです。


時代は変わってしまったのです。


昭和が終わったのです。


そして時代が変わったのです。



そうです


こんな古本屋もうどこにもないのです。



そして




時代が変わってしまったのです。




もうこんなエロ本が売れまくる時代なんて永久に戻ってはこないのである。




それどころか


こんなもの紙くずとして?


消え去るのが必定、、、、、、、、、、、、、、、、。









☆参考サイト


秘密文学の館


http://www.kanwa.jp/xxbungaku/index.htm




☆参考文献


禁書類従  全25巻  銀座書館

発禁本の集大成





参考文献リスト

http://www.kanwa.jp/xxbungaku/Reference/BookList.htm



☆ご注意



この本文の記述はあくまでも私の記憶のみに基づいて書いていますので


わたしの記憶違いがある可能性があることをご承知くださいませ



より正確な情報が知りたい方はご自分で検索してお調べくださいませ





悪を知らずして?善を語るなかれ



悪書を?知らずして、倫理を語るなかれ



無菌培養の善人は、ころりと悪にハマることを知りなさい



悪に強ければ、善にも強し



悪を知らない善は弱くて脆い。



「本当の名著とは、悪書のことである」という

格言がある(らしい?)

建前だけのきれいごとを上っ面、書いただけのような

良書善書だけでは世の中の裏表のすべてが分かろうはずもない、、という

教え?の格言なんでしょうね。


というわけでいわゆる悪書禁書?のたぐいも列挙されていることをはじめにお断りしておく。

いわゆる悪書からあなたが何をくみ取るのか?

悪書を清濁併せのむだけの器量があるのか?

それとも感化させられて、罠にはまって?単に悪の模倣犯?に成り下がるだけなのか?

それは、、あなた次第です。

また


こんなことわざ(格言)もあります。


「悪に強ければ善にも強し」


世の中の悪事とか裏面も知らないで、、というかそういう悪から隔離されて

保護されて、見ないようにされて、そんな、

いわば無菌室のような善人ではこの世知辛い世の中では生きてゆけませんよ、ということわざ(格言)なんでしょうね。


いずれにしても悪書であれ、善書であれ、

それをどう受容するのか

ただワナにはまるのか

それとも超越できるのか、

それは結局は

あなた次第ということなのでしょうね。



え?


わたしですか??


わたしはもう、、


人生の裏も表も


酸いも甘いも


醜悪も美麗も



「もうすでに見尽くしたよ」??って感じですかね?



まあここに紹介したエロチック小説なんかで、


驚いて興奮するほど、、うぶでもないし


小説内容も「ああそういうこともあるよね?」って感じですかね?



まあ  しいて、、言ってみれば。。


世の中の諸悪を知り尽くした?


手練れの?


したたかな?


すれっからしの?


そして


持病持ちの


後期高齢者老人ということでしょうかね?










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