僕の中に癒着し続ける君へ
あなたは、誰から癒着されていますか?
苦しみの中で生きる、
とある誰かが綴った、短い手紙です。
あの日が、
金曜日でなかったら、君に出合う事もなかった。
君はかなり厄介で、気紛れで、構ってちゃんで、人を惑わせる。
僕は君が大嫌い。さよならを言いたいくらいに大嫌い。
けれども僕達は、絶対に離られない。縁も切れない。
背中合わせの僕達は、ずっと隣り合わせで、癒着して、
君に依存されて、生きてるの。
君に出合ってから、僕は不幸になったんだ。
君に洗脳されて、依存されて、癒着されて、僕を離られない様にした。
君は僕を手に入れて嬉しかろう。現に今も喜んで、僕に癒着している。
でも、君に出合ってからの僕は、ずっと悲しい。
君の存在は辛くて、厄介で、僕の首を締め続けている。
けれども君は僕の気持ちを知らない。
僕に寄生して喜んでいる君は、
僕の気持ちはどうでもいいんでしょう?
僕は、涙が枯れる程に泣き続けた。
悩み続けて、君の存在に苦しんで、息が苦しい。
そんな僕の姿を見て君は喜んでまた僕に依存して癒着する。
苦しい。辛い。やりきれない。
君の存在が、僕を苦しめて、息苦しくさせる。
君は喜んでいるけれども、僕はずっと辛い。しんどい。
けれども、出合ってしまった以上、
僕は君と息をし続けなければならない。
生きなければならない。息を止めない程の生き地獄だとしても。
僕は、あの日の金曜日を、ずっと恨んで、憎んでいる。
ずっと。
君に出合わなければ、良かったんだ。
君の優越の都合で、僕を見つけて苦しめている君。
君は喜んで、悦んで、僕に執着して独占しては嘲笑っているけれど。
僕はずっと君の事が嫌い。大嫌いだ。
どうして僕だったの?
どうして僕を選んだの?
僕じゃなきゃ、駄目だったの?
僕に癒着して、独占して、執着して、喜んでいる君。
君にとっての幸せは、僕のとっての不幸せ。
僕の不幸せは、君のとっての幸せ。
僕は息苦しい。
でも、僕を解放する事を嫌う君は、
これからもずっと僕の中で生き続ける。
僕がこの命を終えるまで。
その日まで、君は僕に癒着し続ける。
そして、僕は、
君を恨み、憎しむ。
誰の中にでも存在する感情。
書き起こしてみれば、まとまりのない
ぐちゃぐちゃな文章になりました。
けれども
人は少なからず、誰かに執着という名の癒着を
されて生きているのだと、私は思います。
(ごめんなさい。作者の個人的な感情です)