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夏生詩集

闇にそびえた太陽の塔

作者: 夏生

あらかじめ決められた


停電の夜


突然暗くなるのは怖いから


早々、電気を止めて


非常用ライトをつけた



下からふわりと広がった光は


日常ライトより張り切って


眩しくて


壁に大きな影が出来た



幼かったこどもは


影に向かって声をあげた


太陽の塔だよ!



見てみるとたしかに似ていた


棚の尖り部分がそれらしく見えた




闇にそびえる太陽の塔は


怯えて小さくなった私に


堂々たる姿を見せつけた



太陽の塔だ!太陽の塔だ!



こどもと一緒に歓声を上げた


私は泣きながら、声震わせて





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