2024/10/6_19:45:59
医者「では手術を始める。メス」
助手「はい」
医者「メス」
助手「はい」
医者「メス」
助手「はい」
医者「違う。別なメスだ」
助手「え? 別なメス?」
医者「早くしろ! あるだろう!」
患者「メスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメス」
医者「見ろ! 患者がメスメス言い出したじゃないか!」
助手「なんで手術中の患者がそんな事を言い出すんですか!」
医者「まれによくある! 早くしろ!」
助手「どれだって言うんです!?」
医者「はい♀!」
助手「♀のマーク?」
患者「GOOD!」
医者「よし、落ち着いた」
助手「なんで落ち着くんですか?」
医者「まれによくある。気にするな。メス」
助手「ええ……。はい」
医者「メス」
助手「はい」
患者「メスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメス」
医者「しまった! また言い出した!」
助手「だからなんでメスメス言い出すんです?!」
医者「そう言いたい年頃なんだろう! 早くメスを!」
助手「もうあのマークはありません!」
医者「はい雌!」
助手「書道?!」
患者「OK!」
医者「ふう。よし、まれによくある」
助手「いや、まれにあるんですか? それともよくあるんですか?」
患者「ロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロス」
医者「次はロスロスか! 大変だ!」
助手「一体何なんですか! この患者!」
患者「ロス!」
医者「アンゼルズ!」
助手「ロサンゼルスって言いたいの?」
患者「EXECELLENT!」
助手「何がしたいんだよ!」
医者「まれによくある」
助手「まれにあるの? よくあるの? どっち?」
患者「トストストストストストストストストストストストストストストストス」
医者「次はトストスか!」
助手「トスって何?!」
医者「トスと言えばトスしかないだろう! 早く上げろ!」
助手「だからトスって何だよ!」
医者「ええい! 私がやる! トス!」
助手「バーレボールのトス?」
患者「スパイク!」
助手「スカした! これで得点は相手側に! ってなんで手術中の患者がそんなに活発に動くんだよ!」
医者「落ち着きのない年頃なんだろう! まれによくある!」
助手「どんな年頃? だからこれってまれなの? よくあるの?」
患者「ビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビス」
医者「次はビスビスか! ならば喰らえ!」
助手「電動ドリルでビス打ち! あーもう、滅茶苦茶だよ!」
医者「む! 見たまえ、これがこの手術で取り除くべき病変だ」
助手「ありましたか!」
医者「ボス」
助手「缶コーヒーのボス!!?」
(医者と助手と患者で缶コーヒーを同時に開けて一気飲み)
医者・助手・患者「このろくでもない、素晴らしき世界」
助手「って何をやらすんだよ! ろくでもないのはこの手術だよ! 患者はもう元気じゃないですか! 一体何がどうなんているんです!」
医者・患者「まれによくある」
助手「あってたまるか! もういいよ!!」