湧き出る狂気の咆哮と
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……
死んでもおかしくない理由を作ったけれど、周りの目が全て自分に向き、批難しているのではないかと思えて怖い。
道を歩いていても、すれ違って振り向くと指をさされているのではないかと怖くて振り向けない。
目が目が目が目が目が目が目が目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼。
視線が気になって歩いていられない。
今すぐにでも車道に飛び出してトラックにでも轢かれたい衝動に襲われる。
だけどそれは僕が望む死に方じゃない。
自殺願望は歪んでしまい、今では誰かに恨まれ責められ、罰と思える様に憎まれて殺されたい。
恨まれ憎まれるにしても、そうなる方法を考えなければならないし、そもそも今は外を歩くだけで揮える。
寒くないのに手脚が震え、歯がカチカチと鳴りそうになる。
どんなに謝っても死んでもおかしくない理由を作った罪は消えない。
おかしくなりそうで、おかしくなりそうで、おかしくなりそうで怖い。
破滅願望……があるから覚悟は決まっていると思っていたが、知り合いに嫌われて迷惑がかかるのはどうでもいいと考えていた以上に、周囲に自分が死んでもおかしくない理由を作るのにかかった影響を気にしていた。
眠ったのかどうか翌日分からないほどには。
寝不足なせいだけでなく、自分の行いのせいで周りが全て敵に見えて怯えている自分がいた。
目が、眼が、視線が、怖い。
視線が怖い怖い目が怖い眼が眼が怖い見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな!!
誰も彼もが敵に見えて皆の視線が自分を責めている様に思えて気がおかしくなりそうだ!!!
耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない……
もう誰でも良いから僕を……っ! 僕を!! 殺してくれっ……
もう頭が回らない。力なく呟くしか出来ず、気持ち悪いのに眠れない。
静かに声を上げる。
頼むから終わらせてくれ!
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい……
何で生きているのか分からない。
理由ーー動機が目の前に揃っているのに! 想定していた死に方が歪められてしまったせいでこんなにも苦しい。
苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しい。
もし今すれ違った人の通知音がSNSで回ってきた物で、そこに自分の顔が写っていると思うと怖くて仕方ない。
走り出して逃げ出して飛び出したくなってしまう。
一瞬の苦痛で終えるなら、今この状況から逃げ出してしまえるならと奥歯を噛み締める。
それでも臆病な僕は出来なくて、誰かに殺してもらう未来を夢見てしまう。
さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ! ここに居るからここにここにここにここにここにここにここにここにここに居るから!
気が触れた様に叫いた。
悲観して死んだのなら自業自得と呆れられたい。
ずっとずっと死ぬ理由を求めて来たから。
だが死んでいい理由を手にしてみたらどうだろう? 殺されたい欲求にすげ代わっただけ……
殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい殺されたい。
反省したかなんて口での証明は難しい。反省は長く疑念に晒されたまま態度で示さなければならない。
それがどれくらいだけ辛いか。
まだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだ死なないまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ…………