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恋愛リセットゲーム

作者: かっちゃん

こんにちは。

新作の小説ができました。タイトルは「恋愛リセットゲーム」です。ラノベのようにドキドキでも甘酸っぱいな恋愛でもない、ただ告白できるかできないか自分の命に関わる恋愛ゲームです。良かったら読んでみてください。

残酷な内容も含まれています。苦手な方は遠慮してください。

霧が漂っている。

ここはどこなの?


見えない…

何も見えなくて怖い…


「ここはどこだ!」


大きな声を叫びながら周りの様子を眺める。

足音が聞こえた。


「あっ…誰がいるか?」


足音が聞こえる方に向いたら

霧の中に人影が見える。


「おーい!」


少しずつ僕のところに近づいてくる。


ようやく姿を見せてくれた。

正体は…トップハットを被り、紳士的な服装を着てる男。


「誰だ?」


「初めまして、私はポベートールです。誠に恐れ入りますが、お客様のお名前をお伺いできますか?」


トップハットを外して、胸のところに当てた。


謎の男が僕に視線を向ける。

なんだ、あの男の視線は不気味に感じる。


「僕は…ハ尋明夢だ。」


「お名前を教えていただきありがとうございます。」


紳士は、ほとんど笑わず、冷淡なイメージを持っている。

でもあの男…ポベートールは糸のように目を細めて笑う。


なんだ…あの笑顔は紳士的な服装に似合わない。

いやそれより今どこなのか知りたい。


「ポベートールさん、今どこなの?」


「明夢くん、今どこだと思いますか?」


僕が質問しようと思ったけど、質問する同時に逆に質問された。


「えーと…」


どこなのかと考える間に周りを見渡してみて

ふと思いつくことが浮かんだ。


「夢…自分の夢の中?」


自信がなく、声が小さく答えた。


もし間違ったらムチで叩かれるかもしれない。

想像するだけで身が縮まった。


目を瞑ったら…パチパチと拍手の音が聞こえた。


「正解です。明夢くんの夢の中です。」


「はぁ…良かった。これは夢か…」


「安心するのはまだ早いです。本題を出す前に質問します。明夢くん、好きな人はおられますか?」


「え?僕の好きな人?」


こんな質問されると思わなくて、反射に復唱確認した。


「はい。」


また例の笑顔が浮かんだ。

この笑顔は愛想がないように見えた。


今会ったばっかりの知らないおっさんに恋愛話を持ち込まれて困惑している。


「僕の幼なじみの響、白雪響。」


白雪響は…生まれた時からずっと一緒にいた幼なじみ。

小学生までは男しか見れなかった。


しかし、中学生に上がると、成長期に入り始め、女子らしくなった。

可愛くて魅力のある女子になってしまった。


響に比べて、僕は地味な男子だ。

容姿も頭もスポーツも普通。

友達がたくさんいる響に対して、僕は友達が少ない。


何の素質もない僕は響に避けられた。

もしかしたら僕が響と一緒にいると、響の存在が汚れてしまうかも。


だから、響は僕のことを幼なじみだと思ってるけれど、なるべく近くにいようとしない。

避けられた理由はわかってる、わかってる。


でも僕は響のこと好きだから、ショックを隠しきれなかった。

悲しいけど、僕は響のこと好きだ。


「なるほど、わかりました。それでは本題に入ります。恋愛ゲームを始めたいと思いますので、いまからルールを説明します。」


「え?恋愛ゲーム?どういう意味?」


「今から説明しますので、最後まで聞いてください。恋してる人に告白するまで1日を繰り返します。ただし、何事もなく1日を終えるではありません。勇気を持って告白しようと思ったらーひどい目に遭います。」


「告白できなければ1日を繰り返す?告白する前にひどい目に会う?ハッピーなゲームじゃない…」


「はい、ハッピーなゲームではないです。そうですね、わかりやすく例えるなら命を賭けのゲームですね。」


「・・・君は一体どんな人間か。」


「私は、悪魔でもない、天使でもないです。夢を覚ましたらゲームスタートです。楽しみに。」


「あ、ちょ…」


声をかける途端に記憶が失う。


・・・・・・


むむむーと眉を寄せながら寝てた。

苦しんでるように見える。


唸る僕をそっと起こそうとする母。


「明夢くん、大丈夫?」


ハッとようやく目が開いた。


「ハアハア、え、夢?」


「明夢くん、おはよう。悪夢でも見てた?」


「あ、おはよう…うん…」


「怖かったね、もうすぐ学校に行く時間なので早く朝食を済まして。」


「あぁ…」


母は僕の部屋を出た後

ハァーとデカいため息を吐いた。


なんだか、夢だったか。

変な夢を見るのは初めてだった。


今日の1日は最悪なスタート。


寝ている間にたくさんの汗をかいたので、パジャマがびっしょりと濡れた。

気持ち悪い…早く着替えよう。


学校の制服を着て、学校に行く準備をしてから一階に降りた。


ご飯と味噌汁はホカホカと湯気が上がってる。

僕が一階に降りるタイミングに合わせて、食事の支度をしてくれた。


素晴らしいおもてなし。

さっきまでは悪夢を見たせいで食欲を失ったが、今は食欲が回復した。


家を出る時間まであと5分しかないので、急いで食べ始めた。


・・・・・・


シューズを履いて、ドアを開ける。


「お母さん、いってきます!」


「いってらっしゃい。気をつけてね。」


いつもの朝と変わらない。

スタスタと高校まで通る道を歩く。


ハァと2回目のため息を吐いた。

気分があんまり上がらないな…


下に俯いたまま歩くと、ふわっと懐かしい匂いがする。


俯いた顔を前に上げたら

赤信号から青信号に変えるまで待つ響がいた。


ドキッと心臓の鼓動が早くなった。

初恋の人が目の前にいる。


普段の朝なら滅多に会うのはあんまりいない。

違うタイミングに学校に行ってるので、なかなか会えなかった。


ははは、今日は運が良いなーと考えると

ズキッと頭が痛くなった。


頭の中にあの夢をフラッシュバックした。


『ー好きな人を告白しないと永遠の1日を繰り返す。ただし、告白する前にひどい目に遭う事になる。』


ポベートールが言ったことを思い出した。


あの言葉は事実?

いや、僕は夢で見たので、現実ではない。


「そんなことより、響に挨拶をしよ。」


あの言葉を無視して、響のところに行った。

手を大きく振りながら


「おーぃ…」


横断道路を渡そうと、横にトラックが走ってきた。


ガン!と僕にぶつかった。

遠くまで飛ばされた。


・・・一体何が起きた?


頭からケチャップのような真っ赤の液体が流れる。

視界が真っ赤で何も見えない。


ズキズキとあちこちが痛い。

え?事故起きた?


嘘、何も告白できず、そのまま死ぬなの?

いや、いやだ!


道路の上に寝てる僕の周りに大勢の人が集まってくる。


あ…響も来てた。

はっきりと見えないけど、匂いがわかる。


「ーーーー」


何を言ってるかわからない。

徐々に意識が遠のく…


・・・・・・


ハッと目覚ました。

僕の視界の中に入ってるのは…僕の部屋?


え?トラックに跳ねられたのは夢だったか?


「ははは…夢か。良かった、何も告白をせずに死ぬのはいやだ。でも僕は生きているので本当によかった。」


ベットから降りようと、ズキッと突然痛みが走った。


「痛っ!なんで痛い?」


パジャマを脱ぐと、青アザができた。


「え?もしかしたらトラックに跳ねられたのは本当だった?これって現実?夢?」


どちらなのかわからなくなった。

まさか…ポベートールの言う通りだった?


「やばい…死ぬ前に早く告白しなければいけない…」


ポベートールの言葉は事実だとようやく受け入れて、ゾッと背筋が凍る。


「明夢くん、朝ごはんよ。早く降りてきて。」


1階から母の声が聞こえた。

母もあの事故は知ってた?

モヤモヤしながら返事をした。


「あぁ、わかった。着替えたら行く。」


2回目に学校の制服を着替えてから、1階に降りた。

テーブルの上に置いてあるのを見て、最初の感想は1回目と同じ朝食だった。


1回目の朝食と同じ…それって

恐れ恐れながら母に質問した。


「僕ってトラックにはねられた?」


母は「え?どういう意味?」と頭を傾けた。


「何を寝ぼけてる?あ、夢を見てた?」


…母はあの事故は知らないだった。

もしかしたら僕だけ1日をリセットした?


「あぁ、多分悪夢だと思う…」


「怖い夢を見てたね。よしよし大丈夫だよ。さあ朝食を食べて、時間が足りなくなるよ?」


「あぁ…わかった。」


目の前に美味しそうな食べ物が並べている。

でも、なぜか食欲がなかった。


「ごめん、食欲ないので、朝食はいらない。もう学校に行く。」


「そう?気をつけてね。」


・・・・・・


スタスタと歩く。

あの事故は一体なんだろうかと考えながら歩く。


考えると下に俯く癖があって、下に俯いたまま歩いたら誰かにぶつかった。


「あっ、すみません…え?ポベートール?」


「明夢さん、おはようございます。ご気分はどうですか?」


「最悪。」


0.1秒以内に返事した。

ポベートールは目を大きく開いて、驚いた顔を僕に見せた。


「おお、即答に答えたのはあんまりいない、珍しいですね。」


「なぜ、なぜ僕を選んだの?!」


なんで僕は不幸な目に遭う必要あるの?

ここで怒りを爆発した。


ポベートールは「コホン」と咳払いをして


「まあまあ、落ち着きなさい。あと5回くらいかな?」


「え?あと5回?」


「はい、あなたの体が耐えられるのはあと5回です。もし5回を超えれば…どうなると思いますか?」


「…死?」


「はい、そのとおりです。死にます。現実でも夢でも最終的に向かうのは死です。」


「そんな…それよりなぜ僕を選んだか教えてくれ。」


「それは、初恋の呪いです。」


ポベートールはニコッと口角を吊り上げて、僕の顔に近づいた。

僕は圧が凄すぎて、声が出ない。


「・・・」


「分からないという顔ですね。そうですね。簡単に言うと初恋の人に恋に落ちて、一日中ずっと初恋の人の顔を思い浮かぶたびに胸が痛みますね。人生で初めて恋をしたら、告白しなくても振られても、ずっと忘れることができなくなります。永遠に記憶を残してしまうのが初恋の呪いです。」


ポベートールの言うことは正論だ。


確かに一日中ずっとあの人のことを考えてしまう。

他の異性と話すところを見るだけでズキッと心が痛む。


今はまだ付き合っていない。

片思いをして、ただ初恋の人を眺めるだけしかできない。


初恋は辛いことばかり。

しかし、辛いだけなく、別に良い意味がある。


例えば、身だしなみを整えるとか

話し方を変えるとか

テストの勉強をするとか

好きな人に振り向いてもらえるように自分を磨いて、さらに成長することができる。


だからデメリットばかり見るではなく、メリットも少しだけ見よう。

僕はポベートールの圧を押し返し、反論した。


「違う!初恋の呪いなんて違う!初恋は誰よりにも負けないくらい力を作る薬だ!」


「なるほど、初恋は力を作る薬ですね。じゃあ、あと5回で証明してください。」


「ああ、わかった。絶対に証明してやる。」


僕は踵を返して、学校の方に向かう。

ポベートールは明夢の背中を見て、ゾクゾクと体が震えていた。


「久しぶりに高揚感を得た…あと5回になるとどうなるかな?私が勝つ?明夢が勝つ?いやぁ楽しみだ。」


・・・・・・


「ハァー4回も死んでしまった…」


2回目は工事中の建物の上から巨大な鉄骨に潰されて死んだ。

3回目は後ろに知らない女に包丁で刺されて死んだ。

4回目はマンホールの中に落ちて死んだ。


4回も被害を受けて、あちこちにアザができて痛い。


早く苦しみを解放したい…

でもここで諦めたら死んでしまう。


初恋の響に告白できずにそのまま逝ってしまうのはいやだ。

最後か…なんとかしないと証明できない。


「どうすれば告白できるか分析するぞ!」


手を顎に当て、今までの事故を振り返ってみた。


ほとんどの被害を受けてるのは響に近づくと事故が起きやすい。

つまり響に近づかなければ死なない?


なるほど、でも…どうやって近づかずに告白できる?

メールで告白する?


いやダメだ、ルール違反だから…。

あ…メール。


そうだ!僕の家に来て欲しいとメールを送って、僕の家で告白をすればいい!


「一か八かやってみるか!」


アイディアを思いついて、すぐにスマホを取り出した。


『今から僕の家に来れる?大事な話があるから。』


入力し終わったら、送信しますのボタンを押した。

フーと息を吹いて、後ろに倒れて、ベットの上に仰向く。


壁につけてる時計を見て、チッチッチッチッと時計の針を動かす音を澄ました。

55、56、57、58、59、6…


1秒ずつ数えるとピコンと通知音が聞こえた。

すぐに起き上がって、スマホの画面を確認したら響からのメッセージだった。


『わかった。今から行くね。』


よしっ、響が僕の部屋に来る。

生き残るか、死ぬか、僕の人生の運命を決める時がきた。


もし勝ったら…

ピンポーンとチャイムを鳴らす音がした。


「おっ、来たか。さて行くか…いや玄関まで行くとしたら母に殺される可能性が高い…」


どうする僕、せっかく最後のチャンスを作ったのに告白できないの?

…そうだ、僕の部屋まで来るようにメールを送ればいい。


再び入力して、響に送った。


『悪いけど、僕の部屋まで来てくれない?できれば1人だけ来て欲しい。』


『ん?わかった。』


響はちょっと疑いを持ってるけど、普通に受け止めてくれた。

良かった、自分の意図を理解してくれた。


ここで勝敗を決する!

僕1人だけに心の中で決心する間にコンコンとドアを叩く音がした。


すぐさまドアのところに行く。

ドアノブを握る直前にピタッと止めた。


ドアの向こうにいるのは本当に響だけ?

もしくは母もいるかもしれない。


ドアを開ける前に念のために確認する。


『今1人?』


『うん、1人だよ。』


『オーケー、ドアを開けてもいい。』


向こうの響がガチャっとドアを開けた。

ドアを開けた響を見て、第一の感想は…かわいい。


ギュッと手を握り、告白するぞと心の中で唱えた。


「あ、あの、響さんす…」


「危ない!伏せて!」


響が僕をハグしてそのままベットに倒れた。


そして、パリーンとガラスが割れた音がした。

どうやら、どっかのグラウンドで野球をして、野球ボールが僕の窓に当たったらしい。


けど2人は無事に怪我はなかった。

しかし…パプニングが起きた。


僕は初恋の響にハグされた。

近い…めちゃいい匂い。


ある感情が抑えきれず、我慢できなくて、口を開いた。


「響さん、前から響さんのこと好きだ。つ、付き合ってください。」


「え、ほんと?私のこと好き?」


「うん、響に避けられてショックを受けた。でも響のこと諦めきれなかった。」


「…嬉しい。私も大好きだよ。」


「え、僕のこと好き?じゃあなんで僕を避けてる?」


「それは…明夢くんがカッコよくなった。表は見えないと思うけど、裏では明夢くんのファンクラブを作ったらしい。他の女子は私より可愛いし、明夢くんのそばにいるとブーンと飛び回るハエ虫だと思われるのはいや。だから距離を置こうとした。」


「そっか…」


「ごめん、私のことを好きだったことを全然気づかなくてごめん。」


響が謝ると、僕はゴンっと頭突きをした。


「痛い!何?」


「なんで謝るの?実は僕も同じことを考えてた。」


「え?本当?」


「ああ、お互いがすれ違いをしたけど、僕も響さんも両思いだ。」


「…嬉しい!」


もう一度抱きしめた。

1回目より強め。

僕も抱き返そうと思ったら


「(パチパチと拍手する音)幸せだそうですね。」


横に聞き覚えのある声が聞こえた。

横に振り向いたらポベートールがいた。


「ポベートール…告白したので、僕の勝利だ。」


「この勝負は私の負けです。最後に逆転勝ちだったと思わなかったです。初恋は無敵だとわかりました。これで恋愛ゲームを終えたいと思います。現実も頑張ってください。」


「え?現実じゃない?」


「それではさようなら。またいつか会える日を楽しみです。」


ふっとまた意識が飛ぶ…


・・・・・・


瞼を開くと、僕の部屋じゃない。

真っ白な部屋、ここは…病室?

ぼやけて何も見えなかったが、


「あっ!目を覚めた。明夢、大丈夫?!」


母のすすり泣く声が聞こえた。

え?なんで泣いてる?


僕は一体何が起きた?

母に聞いてみようと思ったら、上手く呂律が回らない。


「お、お、か、か、お母さん?な、な、なんで僕が病室にいるの?」


「あんた、あんた…5日間、意識不明になってた。」


「え、え、え?ご、ご、5日間?」


じゃあ…今まで見たのは全て夢だった?


・・・・・・


別に異常とかはないので、翌日に退院した。


母の車に乗って、病院から家まで真っ直ぐに帰る。

母は運転をしながら僕に話しかけた。


「そうそう、あなたが意識不明の間に響がお見舞いに来てたわ。」


「そうだったか。」


「あとでお見舞いに来てくれてありがとうと言って。」


「はいはい、わかった。」


・・・20分後・・・


僕の家に到着した。


「今、響の家に行ってて。」


「うぃーす。」


ぶつぶつと呟きながら、響の家に向かう。

ピンポーンとチャイムを鳴らすと、すぐにバタンとドアを開けた。


僕のところまで駆けて、ハグした。

あ、あ、ハグ?!

急に抱きしめられて、驚きを隠せなかった。


「明夢くん?!大丈夫だった?」


「あ、うん、もう元気になったので大丈夫だ。」


「あぁ…良かった。」


安堵する響を見ると、無意識に言葉が出てきた。

「響さん…好き。」


「え?」


響は目をパチクリさせた。


「嘘じゃない、何回も言うよ。僕は響さんのこと好きだ。付き合ってください。」


「嬉しい…私も大好きだよ。よろしくお願いします!」


再び抱きしめた。

あの夢と同じ感覚がする。


でも、ハグされると寂しくてぽかりと開いた穴に温かさが埋めてくれる。

この恋は叶わないと思うけど、最後最後まで諦めなければ最後に奇跡が降りてくる。


嬉しすぎて、僕も抱き返した。


後ろに車の中にいる母が2人を見て、あららと手を当てながらニヤニヤと笑った。

ふふふ、あたしは知ってるよ。


明夢は響のこと好き。

響は明夢のこと好き。


お互いも両思いなのに

カッコよくなったり、可愛くなったりして、全然釣り合わないと思い込んで、お互いが勝手に距離を置き始めた。

見事にすれ違いをした。


さんざんと遠回りしたけど、ようやく恋人になれて良かった。

めでたいめでたい、あっ今日の夕食は赤飯ね。




















4回も死んだが、明夢くんの作戦を実行して結果は無事に告白できました。恋愛リセットゲームは明夢くんの勝利。しかし、あのゲームはすべて夢でした。全てが夢だったけど、あの夢のおかげで勇気を持って、現実にいる響に告白することができました。ポベートールのおかげかな?この話は置いといて、明夢くんと響が恋人成立しました。めでたいめでたいです。長い物語でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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