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はじめまして。そしてまた迷子です。でも僕じゃありません。

前半主人公視点。後半母視点。

 はじめまして。僕はレン。田舎に住む平民の一人息子だよ。

 そして今は村から少し離れた森に、母さんと薬草採りに一緒に来てたんだけど…夢中になりすぎて迷子になってしまったみたいだ。

 母さんが。

 大事な事だからもう一度、迷子は母さんなんだ。

 方向音痴ですぐに迷子になるから僕から離れないでっていつもお願いしてるのに。

 本当に仕方ない人だな。もうすぐ日が暮れ始めるけど大丈夫かな。

 逸れた所に居てくれたらすぐ見つけられるんだけどな。

 どうしていつも動くんだろうか。知識は有るのに何処か抜けてるんだよな。

 母さん。頼むから、奥まで行ってませんように。


 おかしいな。

 薬草採りで普段入る浅い場所には居なかった…。

 日が暮れ始めてだいぶ経つ。森が薄暗く感じるから間違って奥の方に進んだのか。

 これは、僕の手には負えないかもしれない。

 急いで村の騎士のおじさん達を呼ばないと、母さんが危なくなるかもしれないぞ。

 いくら比較的平穏な森とはいえ、夜には魔獣が出る事もあるって母さんが言ってたし。

 注意するよう教えてくれた母さんが迷子になってたら世話ないよ…。


 ――――


 あら、どうしましょう。

 また迷子になってしまったわ。

 とりあえず、レンを呼びましょう。

 あの子なら此処から村までの道が分かるでしょう。


「レン」「レンく〜ん」「此処に居るわよ〜」


 大きな声で呼んでもお迎えが来ないわ。

 せいぜい森の小鳥達が驚いて飛び立ったくらいだわ。

 どうしましょうか。


 まぁ、歩きながら呼んでいれば逢えるわよね。

 でも段々と暗くなってきて少し不気味な気配が漂ってきてるわ。

 私ったら間違えて森の奥に向かって進んでしまってたのね。

 あの子を呼んでもお迎えが来ないわけだわ。

 あの子は無事かしら。村の騎士達に話をしに行ってくれていればいいのだけれど…。






お読みいただきありがとうございます。

拙い文章ですが、今後もよろしくお願いします。

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