第6話
すいません、展開は次になります。
よろしくお願いいたします^_^
母には、クロアの事を留学生と言うことにして家に招く事に成功した。
「(はぁ自分の部屋にお友達、それに男の人を入れるなんて初めてだなぁ)」
そんなことを考えながら彩華はクロアを自室へ通した。
「つまり、クロアさんは異世界の元貴族で今はバツゲーム中ってこと?」
彩華はクロアから話を聞き、ざっくりとまとめた。
「まぁだいたいそんな感じだ」
クロアは落ち込みながら答えた。クロアは先程の[お母さん言っちゃった事件(彩華が勝手につけた)]から全く元気がない。
「あ、あの~大丈夫ですか?」
気まずそうに彩華が聞く。すると
「なあ、彩華!!そんなに俺の格好はダサいのか!?正直に答えろ!」
彩華の目をまっすぐ見ながらクロアは言った。彩華は少し考えるフリをすると
「ダ、ダサいかも知れないです。」
「そんなぁぁっぁぁぁぁぁ」
クロアはその場で気絶した...
クロアの目が覚めたのはちょうど彩華の就寝前だった。
「うわっ!?びっくりした~。」
起きたクロアを見て彩華はそう言った。そして思い出したようにこういった。
「見てください!!」
目を輝かせながら彩華は男物の服一式を取り出した。
「雑誌を見たりしてコーディネートしてみました!!」
笑顔で彩華は言った。
「チャコールのカットジャケットにボーダーのロングTシャツ、下はデニムパンツです!!!」
その他の服もどんどん解説していく彩華にクロアはなんとかついていった。
「じゃあお前がくれたその服をきれば俺はダサくなくなるんだな!?」
「もちろん!!」
任せなさい!とでも言うように彩華は胸を張った。
「そうか、ありがとな彩華!!」
ガシッと彩華の両肩を掴んでクロアは言った。この時、彩華は友達(?)のいる喜びを噛み締めていた。
「(くぅ~、これが友達ってヤツですか~最高です!!!)」
すると彩華はハッと我にかえって、
「て言うか、いつまで私の部屋にいるつもりですか」
「え?」
「え?じゃないですよ。一応私も女の子なんですから、男の人がいる部屋で寝れるほど腐ってません!」
そう言うと彩華はクロアを自室から追い出した。
「隣に空き部屋がありますから、そこを好きに使って下さい!!」
いい終えると、バタンッと、ドアを閉めた。と、思ったら急にまたドアが開いて
「おやすみ!!」
と言ってまた勢いよくドアを閉めた。
誤字脱字のご指摘お待ちしております♪
次回ようやく事件が起こります!