第3話
これから~○○○side~とかがよく出ると思います
よろしくお願いいたします^_^
~クロアside~
「ふざけんじゃねぇぇ――」
俺がそう叫んだ時にはもう遅かった。
次に俺が目を覚ましたのは、黒色をした硬い地面の上だった。一体何処なんだここは?
周りの様子を確認しようとして起き上がったその時、
「いてっ」
「いたっ」
頭を何かにぶつけた。痛みをこらえて起き上がる。すると目の前に額を押さえてうずくまりながら1人の若い女がこっちを睨んでいた。見たことのない服を着ているなコイツ。
「おい、お前。貴様はどこの種族だ?」
言葉が通じるか分からんがとりあえず声をかける。
「う~、何言ってるんですか~、種族とかワケわかりませんよ。」
痛みに苦しみながら女は答える。この女、外見からすれば人間だが...
「貴様、名はなんと言う?」
「名前を聞く時は自分から名乗るもんですよ~」
この女、なかなかいい度胸をしてるじゃないか。おもしろい。
「良いだろう。俺の名はクロア·クロスファード。クロスファード家の長男だ!!」
ふふっどうだ、この俺の威厳たっぷりの名乗りは!!この女あまりの威厳に開いた口がふさがらない様だなぁ。
「何言ってるんですか?コスプレ?」
は?なんだこの日本って国ではクロスファード家の名は知られていないのか!?クソッ親父のヤツマジで俺と縁を切るつもりかよ。こりゃあこの先大変になりそうだ。
「あ、あの..」
女が話しかけてきた。
「い、稲月彩華ですっ」
そう言うと女はガバッと頭を下げた。それに今まで慌てていてきずかなかったけど、コイツ、めちゃくちゃ顔整ってないか!?綺麗な黒髪をしているし俺の世界のエルフの女と十分張り合えるぞ!!!
そんなことを考えていると彩華と名乗る女が何かにきずき急に赤くなった。そして、
「ク、クロアさん!とりあえずこっちに!!!!」
彩華は俺の腕を掴み突然駆け出した。
「おい、お前ちょっ、待っ!!」
これが俺と彩華の物語の始まりだった。
誤字脱字のご指摘お待ちしております。
彩華は何に気付いたのか?そこらへんも彩華sideで分かります。