6.レベルアップ(2)
「俺のスキルも中々だぜ。」
そう言って亮太はドヤ顔で近付いて来た。
「俺のスキル、ギャンブルもレベルアップしてよ。まず敵を倒すと金が貰えるみたいだ。ほれ見てみ。」
亮太の手のひらには銅貨3枚があった。
「これ武功システムの説明であったけどこの世界での300円らしいぞ。」
博正は貨幣の説明を仲間達にした。
「300円て何だよそれ。タバコも買えねえじゃねえか。てかタバコってこの世界あるのか?ニコチン入れないと頭おかしくなりそうだよ」
「まぁまぁ。その内博正の武功システムで手に入れられそうじゃねえか?」
確かに武功システムの可能性は無限だ。この先日用品なども手に入れられる可能性はある。
「まだ俺のスキルの説明終わってねえよ。この銅貨をアイテムボックスに入れるだろ?俺のスキルもレベル上がって追加されたんだよ。ルーレットってやつが」
亮太はルーレットをタップした。
その瞬間亮太の画面にルーレットが出現した。
ルーレットの盤面✕2から✕10までありハズレ枠は無い。
「俺の全財産300円全ツッパじゃい!!負けは無いんだ!✕10を引いてくれ!」
ルーレットの止まった盤面は✕10…の隣の✕2であった。
亮太は銅貨6枚を手に入れた。
「あぁーッッッッッッ!!脳汁脳汁脳汁!!神様お願いします。ハズレ枠も入れて倍率増やして下さい。刺激が足りないです。」
亮太はすでに狂っていた。
「何でわざわざハズレ枠を懇願するんだよ…でもこれ何回もやってたら無限に金増やせないか?」
「違うんだよ。1日1回までしか出来ないんだよまだ。だから最高にヒリヒリするんだよ」
「1日1回かよ…でもハズレ枠ないしこれから先レベルアップしたらルーレット回数も増えるかもしれないし金の問題も解決しそうだな。それに敵倒してお金が手に入るのも中々だな。」
現状で金銭の需要ほぼ無いに等しいがこれから先絶対に必要になる為、亮太のスキルは非常に重要だ。
だが生粋のギャンブラーの為、お金を簡単に溶かす可能性もあるのが懸念される。
「じゃあ次は俺だな。見てくれこの俺のスキル変身が、レベルアップによりどのような恩恵を受けたか。」
隆介は新規習得した分裂を使用した。
にゅるん。
目の前の隆介が二人になった。
「何だこれ気持ち悪い!マッチョが二人いる!!」




